2005年1月31日(月)■車と癒し |
自虐的な自分の車であるが、しかし、あの車にも良さはある。今日はじっくりと車の良さを説明するのでなく(?)音響設備がない車の日常を追ってみよう(??)やはり、ウォークマンが常備されているはず。そう自分の車にはカセット・ラジオ両方が聞ける優れもののウォークマンが搭載! ただ、イヤホンの片方がドアに挟まれ、コワレテル。片方がきちんと聞けるので、いい事に女の子とドライブなどをしようものなら、バックグランドミュージックは取り合い!!刹那な風景だ!!
昨年、こんな自分でも落ち込む事が多かった。そんな時、片方のイヤホンからいい感じの歌……スキマスイッチ(2人組のユニット)の“奏(かなで)”という曲らしい……いい曲だ……。自分の名かにある変な塊がゆらゆらと溶けていく感じだった。“これが癒しというものなのか…“友人に勧めた。“どこにあるスイッチよ? 隙間? なんで? 手が届かんべよ”
おじさんと呼ばれている方々には、まず名前の説明から入らないといけないらしい。175R、オレンジ色の電子レンジ、スネオヘアーに至っては“イヤ、ジャイアンの方が声がわりもしてるし、先にはえてる!!” 何の話? 競ってるの?
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2005年1月29日(土)■ぽぷり(1) |
今日(こんにち)の六本木は、六本木ヒルズが出来てか相当、大幅に景色が変わったんだろうなあ……。20歳の時、「花栄生花店」を経営する父が脳溢血で倒れ、兄と店を継ぐ事に。その時に父は支店を考えていて、昔ながらの連売(れんばい)に出店しなければいけなかった。経営など何ほども知らず仕方なく出店。「花栄西二条店」とした。自分がそこに居座らなきゃいけないので、そこへ勤務。“成る程、連売のまん中、住所だけは街のどまん中なんだけどなぁ”友だちからは、「白昼の死角」と呼ばれていた。「うまい事いうなぁ」
そこの敷地内にガラスケースの冷蔵庫が一個あるだけのもので、その頃でもよくある光景の店だった。まあ、その連売自体にも、もう人が通ることも減って来ていたので、余計“人知れず”状態だった。
撤退を余技なくされるのは時間の問題だった。そんな時、母の紹介で「コンサルティング」なる人を紹介された。怪しい人だ。お店は改装され、怪しい人と恐い顔の自分とのミックスで“かわいらしい”店が出来た。“ぽぷり”という名前でオープンしてからも店の名前の意味も知らなかった、ぽぷり店店長だ。しかし、お金が掛かってる分、前よりもこちらも必死ではあった。怪しい彼はお金のあまり掛からない宣伝を仕掛ける。ビラ配りはもちろんだが、盆おどりの出場、帯広氷まつりの出場、とか、何やらかにやら、最後に“やはり技術をあげないといけない!!”になって、どこぞから調べて来たのか、六本木にある“恵泉園芸センター”に研修へ行けというのだ。「もう話もつけてあるので、春から……」「六本木? ゴトー花店とか第一園芸は知ってるけどなあ」春になり、兎に角、東京へ言うがまま上京したのだ。
つづく
ニッキ? いいのかなぁ。自分の暴露話みたいで。自分の事だからバクロとは言わない?のか。
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2005年1月28日(金)■青色 |
おかげ様で車、帰ってきました。どーも。
3日前、「はなえい」のウィンドウディスプレイを従業員の高橋友紀依さんと一緒に作った。新たに小さいコーナーを設けて、そこに作ったのだが、やっぱり目立つものをと、オアシスをハート型に切り、それに青い布をくるんで8コ位。大きくはないけれど、まぁまぁ目立つ。高橋さんが「何故、青なんですか?」と、「んー、目立つ青の布があったんで青!!寒い印象は決して与えないようにね。ハートはしらじらしいけど、目につくからこの形」「あぁ、そうですかぁ」
「この青、サッカー日本代表のユニフォームの色だから、ワールドカップ予選日本ガンバレって意味だと……」「ふ〜〜〜ん」
「おもろいやないけえ……」
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2005年1月27日(木)■馬と牛 |
朝アトリエに着いて、一服してインスタントコーヒーを飲む。ふと気づくと保育所のまわりに、車がいっぱい。何やら、雪のグランドで……「おぉ!!!」「馬だ!!」「ソリをひっぱってる。バンバだよぉ!!」すごい迫力だなぁ。写真撮っちゃった。
いやぁ、何か大きい動物の迫力を見ると、あの時を思い出すなあ……。
十勝川の下流の岸の近くにクロユリが群生しているところがある。自分だけが知っている自分のクロユリってとこ。すごい匂いがするけど、茶褐色のあの色が何とも言えず好きだぁ。そこは牛の放牧地でもあるので糞で良く土地も肥えてる。クロユリもいいモノになるって事。その日、いつもはいない牛がいっぱい遠くに見える。まぁ、気にせず採ってる。群生といってもポンポンという間隔で生えてる。もうクロユリしか見えない。ボロイ鉄条網をくぐる。はたと気づくと牛の群れが近い。とはいえ100m位もあるので、気にせず採っている。1歩動く。ハタと100頭近くいる1頭が顔をあげる。まぁ、何でもないよ。また一歩。「モゥ……」「ん?!」もう一歩「モゥ、モゥ!・・・」「あれえ」さがってみる。おさまる。“そうかぁ、奴が群れの親分か若頭か”。一歩。「モウ」ここが境界線。〈一歩“もう”さがっておさめる〉〈一歩“モゥ”さがっておさめる〉〈二歩で“モゥモゥ”さがっておさめる〉と遊んでたら、彼も馬鹿じゃないんだから、さすがに「おいおい、お兄さんよぉ、ここは素人さんが来るところじゃないんだよ」とでも言いたげに、のろのろとこちらに歩いてくる。でも100m。「あぁそうですか」って感じでさがってみると、もとのところに戻る。「バーカ!!」と3歩位前へ。彼の肩“ピキッ”と動く。もう面倒なので一気に20m位前にって途端!! ドンドカ、ドンドカ地ひびきして向かって来てない? 来てる。でかい。速い。死ぬよ。いると死ぬよって!! わぉーー!! よくマンガでもろ手を上げて逃げる画面を笑ってたけど、そのままだった。今まで見た事のない大きな生き物がそれも速くそれも自分に向かって来るキョーフ。鉄条網が自分の背の高さ。何だか知らないけどベリーロール。(できるの?)越えた!!
うひょ〜〜!! 頭の中まっしろ。
今日の馬も迫力だけど、牛すげえなぁ。
馬鹿にするもんじゃない。身に体にしみた。
今、思い出した。鉄条網をバラ線って言ってなかった?
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2005年1月26日(水)■助手選択話 |
昨日、本屋さんに行った。超アナロガーには本屋必需です!! 「マイガーデン」という雑誌に紫竹(しちく)ガーデンが大きく取りあげられていた。紫竹昭葉(あきは)さんとは、何度もお会いして“徹ちゃん”、“紫竹さん”と呼び合う仲だ。普通? なんだね……。
一昨年だったか、紫竹ガーデンで7月9日しちくの日として、ドーン!! と花を活けてほしいと娘さんからの依頼。「ここのガーデンの外の畑にも、お花を植えているので、切って使っていいですよ」との事。今回は1人では難があるので、友人の坂上(さかうえ)を助手として頼んだ。暑いくらい、いい天気の土曜の日中、畑から花を切り出しガーデンの中を、花いっぱいかかえ2人で歩いていると、昭葉さん(お客さんを案内して歩いていた)とばったり会った。娘さんとはお会いしているが、昭葉さんとは初対面。昭葉さんが、「ドロボウかい? 人んちの花、勝手に切って!! 何してんの!!」
(はあ?……あぁ坂上か。そうだよな、こいつ見かけが売れない流しのお方か、ダンプを運転なされるお方にしか見えないからなあ……)
「ちがいます。これからお花を活けるの……モニャモニャ……」
昭葉さんは、お客さんとどこかに行ってしまった。
言い訳も出来ず、今の人が何者かもわからず、全て坂上の見かけが悪いんだ、と思う様にして、大きなアレンジを製作していた。出来あがる頃、昭葉さんが帰って来て紹介される。「素敵なアレンジだねぇ。ドロボウじゃなかったんだね」「へい」「気に入ったよ」「へい」
それ以来、助手は女の人を頼むように……と助手と選択話ではなかったか。でも、楽しいひとときだった。
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2005年1月25日(火)■日本車の魅力 |
ミニが直ってくるらしい。今、日本車をお借りして、何とここちのいい事か。あの厳寒の朝に一発でエンジンがお掛かりあそばされます。本当に三ツ指ついちゃう。それ位、日本車は普通でなめらか・・・。
ただ、超アナログ人間として、今の日本車、いろんなスイッチが多すぎて何だかわかりません!!! 今だに後部の熱線の入れ方がわかりません!!! 咄嗟の時に、横山やすしがメガネ落とした状態になる。「メガネ、メガネ……」「スイッチ、ボタン、スイッチ、ボタン……」
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2005年1月24日(月)■センチメンタル |
昨夜、TVで韓国映画「チング 友へ」を見た。チング=昔からの長い友達。日本語では何というんだろう、親友?
高校時代を思い出した。友達がいた。自分達の学校は7割はリーゼント、そんな学校で彼は、確かに喧嘩は一番強かっただろう。剣道で高校日本代表に選ばれていた。心があたたかいやつだった。卒業式の日にクラスのみんなと、苫小牧の居酒屋に行き、彼と俺は2人で号泣した。なぜあんなに泣けたのか。
彼は大学に、より一層バカに凄みがかかって、ヤクザの事務所に2人位で本当になぐり込みに行ったらしい・・・。世の中は甘くなかったみたいだ・・・。卒業後、地元に帰って来て父親が本業としている、太鼓を継いで、彼らしく粋に生きていただろう。ある日、別の友達からの電話。彼が刺されたらしい。病院の先生は、そのナイフを自分で抜く抜き方が上手だったので助かったと。遠路はるばる会いに行ったら病室で彼は笑いながら泣いていた。それが彼との最後だった。数年後、喧嘩を止めに入って、又、刺されたらしい。
それ以来、今に到っても、彼はいつも俺の心の中にいる。ライバルだったから、あいつだけには、負けたくない。ニュースで彼の街での大きな祭りで、御輿の上に立っている彼の姿を見て、熱くなった自分を今でも忘れない。
昨日、映画を見て、彼にむしょうに会いたくなった。もう13年も経つんだねえ。
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2005年1月23日(日)■名前の話 |
友人の象設計という設計事務所があり、自分の年齢的にもそこの中堅どころと特に親しく、よくそこの事務所(小学校の廃校)にある、カウンター(Bar Bozoという)でお酒を飲んだもので、その彼等がみんな独立していった。で、ハガキが来た。最初の彼は舟設計事務所、次の彼は虎設計、そして彼女らは、かめ設計事務所。彼等をよく知る居酒屋“元(げん)”のママに話をすると、「ふーん、何? みんな、昔のばあさんの名前をつけたのかい?」だって。確かに……。
ここの名前をつけてくれた、このホームページのディレクターのあゆ美ちゃん。“きとと”はアイヌ語の“野の花”の事で東京から北海道に帰って来るのだからと付けてくれた、ありがたい話。でも今も一つだけ、領収書もらう時にいちいちカツゼツよく、き・と・と!と告げなくてはいけないんだ。「くののさん?」「き と と」「きとさん?」「きんときさん?!」「豆の名前じゃねぇんだっての!!」
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2005年1月22日(土)■日高山脈 |
朝に粉雪が降ったお陰か、今朝はあたたかく快晴で河原の木につく樹氷がないので、ちょっぴりさみしい気もするけど、嬉しくほのぼととしているね。西の方に日高山脈がはっきりくっきり見えるなんてあまりないので、今日はやっぱりちょっといい日かも。
とはいえ、いつも山々を意識している訳もなく釧路からたまに来た親戚の方が「うわぁ、日高山脈きれい!!」と口に出してくれるので、「そうでしょ、いいしょ」とずるがしこく対応する始末である。「釧路に山ないもねえ」
23歳の時に東京に行きだして、飛行場と市内を往復しだしてから、景色として初めて意識した位だからさ。シラカバの林ごしから見える日高山脈が本当にキレイ。よく見ると快晴だからか山の陰の部分、青いんだね。
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2005年1月20日(木)■愛車はミニクーパー |
一昨年、NHKの番組で自分の車(ミニクーパー)に乗り、野山でお花や木のもの等を採って、それらを車の屋根にくくり付け、アトリエまで帰って来、それらを生けるという内容の撮影をした際、車が動かない!!という事件があったのを今日思い出した。
そう!!今朝、大通りを走っていたら、パスパスパスー、エンコ。この雪の日にあせって車を一人で押している男の姿。哀しい……。あの時もスタッフの方達と押したり引いたり、暑い日だったので、汗だくでようやく少しエンジンが掛かり、100m位無理矢理走り、やらせのように。とりあえずokサイン。後日のオンエアーでは、その哀しい努力とは裏腹に車の屋根に、花や葉をくくりつけ走ってkるう画面、バックの音楽はすごい軽やかな感じで、宮崎駿の映画の一場面の様だったが、いかんせん運転手が、“はぁはぁぜいぜい言ってる汗だくの湯婆ば”の様な恐い顔だった、のは、放送コードぎりぎりと言われても仕方ない。モザイクもありだったのか……。まだ懲りずに乗ってるの変、、だよね。
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2005年1月19日(水)■Happy B-day! |
日付を見て、今気がついた。今日は自分の生誕の日。「おめでとうございます!!」「ありがとう!!うんうん」その昔であったら、「山羊座、生まれは位と言われてるけどね、大物がね・・・」「1月17日山口百恵、18日ビートたけし、19日松任谷由実と小田徹、20日北公次(フォーリーブス)だからね」と、北公次で落としといて、小田徹には触れない様に相手にインプットしちゃうテクニックである???
40を過ぎると、この日でさえも、思い出に浸っちゃう。昔、自分の為に花束を買ってくれた人がいた。ドキドキした。毎日、お花を見ている自分なのにね。雪柳が入っていたなあ。(決して、そちらの方面の方ではなく、女の子から頂いたのです)
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2005年1月18日(火)■春爛漫 |
お花屋さんの世界では、今の時期はばりばりの春爛漫。フリージャ、スイートピー、菜の花、チューリップ、ラナンキュラス、アネモネ、枝の物なら、雪柳、コデマリ、アオモジなんてのも……。色で言うと初春は黄色系でしょう。ミモザがいいけど、ここでは年に一度位しかお目にかかれない、僕は水仙の匂いを嗅ぐと頭の中がすぐに23歳の時に修業した六本木の花屋さんの中に戻れるんだ。戻っても仕方ないけど……。兎に角、春の匂い満載で頑張っちゃえだ!!
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2005年1月17日(月)■リース |
今日は暖かい日なので、雪が降っているアトリエの窓に大きなドライの葉の(色のついた)リースを飾っている。それが、白い世界に浮かびあがって見えて何かおもしろい。このリース、自分の為に、しょぼくなっちゃ駄目だよと鼓舞するのに創ったのだけど、向かいの保育所のお母さん達にかわいいと人気みたい。かわいい? 大きいんだよ。
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2005年1月14日(金)■やっぱり寒い |
やはり今日は冬だよ。朝起きて窓の外を見ると小さな河原の木々が水分の蒸発が凍って真っ白!! 頭の中も真っ白け。すごくキレイと、これから外に出るのかと交錯ぎみでボーッ!! でも、この時期この窓から白鳥が群れで飛んで行くのが見えるんだよ。“おぉ!! 白鳥だぁ!!”が、“ふうぅん”と周りのリアクション。これが北海道。
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2005年1月13日(木)■暖かい |
今日はすごく暖かな(帯広では)朝でした。朝(午前中)の教室はなかなかアトリエがあたたまらないので、7時半くらいに、ストーブに火を入れないと10時には寒い思いしちゃいいます。
ミニのエンジンが一発でかかったのにはビックリした。この3日間位、特に完全な真冬日(最高気温も0℃以下)だったので、余計に今日の暖かさには驚いてます。
そろそろ、なごやか亭(回転寿司屋さん)のオブジェが完成しそうですが、1つだけパーツがまだ届いてないのが気がかり。
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2005年1月12日(水)■氷点下20度 |
帯広はめちゃくちゃ寒い。氷点下20度くらいで、ミニ(18年前産)のエンジンをかけるまで一苦労だ。
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