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2005年3月30日(水)■カラーサークル |
昨日の雪はもうすぐに消えてなくなり駒大苫小牧も消えてしまった。いや〜清々しい……?? 外の景色も白一色から、だんだんと色が見え隠れしながら、緑へ近づいていくんだなぁ。最近、パソコンで絵を描く事を夜な夜なモソモソやっている。で、デザイナーの基本中の基本といえる、カラーサークルを描いてみる。外側の円はコンピュータのツールにあるけど、大切な内側の円が自筆。色もなんだかパズルの様にいろんなところから集めてくる。逆にふつうに絵の具で本当に描いてる方が的確で早い!! と実感しているが、やってしまったものは、最後までやらないと……。すごく時間を掛けていまだ8割方で止まっている。途中、プリントアウトで見て半落ち、ならぬ半泣きだ……。ここで、色の基本を勉強!!
色の根源は赤、青、黄、そう信号機(1次色)。
次に隣の色をたして2で割る。(赤+青)÷2=紫、で出てくるのが紫。
緑、オレンジ(2次色)、1次色の間に入るのが2次色。
で、赤、オレンジ、黄、緑、青、紫 →(赤にもどる)の
6つでカラーサークルの基本が出来た!!
これだけ覚えるだけで充分。
その6つの色を6角形にするだけでカラーサークルだから(因みに、白と黒は色に含まれない)
ちょっと、記憶させておくといいかも……(カラーサークル出来上がったらホームページに入れてもらおっと)
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2005年3月29日(火)■北海道の風 |
遂に北海道のローカルタレント、大泉洋が「笑っていいとも」のテレフォンショッキングにまで登場したねぇ。夜中のローカルな番組だから異例だよね。北海道からもメジャーになる時が来たのか。日本ハムと新庄が風を強めてくれた事は確か。それで夏の甲子園で駒大苫小牧が優勝に。自分たちの頃は革命かソビエトと戦争がない限り北海道の優勝なんてあり得なかったから……素晴らしい事だ(自分も頑張らなくては…)やはり、TVというメディアの力は凄いのか……。
その昔、あの樋口さんといつもの様に飲んでいると、TVの話に。「徹、あまりTVというものに出ない方がいい」と。「どうしてですか?」「TVに出るとな、変な奴がいっぱいくっついてきて食いものにされて、金も持っていかれる。だめだ!!」「へぇ〜樋口さん、TVに出た事あるんですか?」「ん〜〜。昔、ネスカフェのCMに起用されそうになって、きちんと断った」「すごい、自分らの子どもの頃ったら、すごい人ばかり出てたあのCMに!!」
ダバダ〜ダ 違いのわかる男……たしかに、チャールズ・ブロンソンとバカボンのパパをたして2で割った様な顔をしていいるから雰囲気ぴったり……。TVねぇ……。それにしても北海道の風まだまだ。沖縄の様に全国に吹き続くのだろうか……。あぁ、そうだ、今日もまた甲子園で駒大苫小牧の試合がある。見なきゃ!! やっぱりTV?
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2005年3月28日(月)■もらいもののMacで描いた花たち |
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2005年3月25日(金)■将来の夢 |
17歳の時に母から「あなたは何になりたいの?」と初めて聞かれた事があった。自分の行ってる高校はそりゃとんでもない学校だったが、大学の付属高校だったので、その大学の体育学科に行き、体育の先生になりたいと夢を持って答えていた。18歳の時「今度はどうするの?」と聞かれ、どうすると言われましても〜〜で、体育の先生? かな?「大学に受かるの?」「ん〜〜ん、いや〜、駄目だったら喫茶店のマスターになりたいかな」「アンタ本気で言ってるの?」「いけないの?」「いけなかないけど、男子一生の仕事ではない気がするけどね」「……」その当時は喫茶店全盛期だったので、適当に答えた訳ではなかった。「相談なんだけどね、美容師にならないかい? 今はあまり男の人がやっている事がないけど、そのうち男の人の仕事にもなるよ、どうだい?」母の跡を継げと言う事なのだろう。反発をする事が正しいと思う年頃、「今、男子一生とか言ったじゃん。そんなおかまみたいになりたかないよ」失礼な話であるが、当時はそんな節があった。今となっては、フラワーデザイナーもヘアーデザイナーもおかまみたいだと言われりゃ、「全くだ」と答えるけど、どうなんだろう。うんと言えばカリスマ美容師になっていたのだろうか? 「今、ご予約をなされば3ヶ月後に……」ふ〜〜ん。
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2005年3月23日(水)■なまり |
帯広、十勝(浜の方は別として)にいると、あまりなまりを意識しないし、感じない。ドラマ「北の国から」で、初めて、ありゃま、そんななの? と。高校の寮時代は全道各地から集って来ているので、いろいろななまりが横行していたが特に函館方面の方々のなまりがきつかった。自分なりに、北海道で一番なまりがきついと思われる所を特定したところ、福島町(函館と江差の間)ではないかと考える。理由は簡単。福島町出身の先輩のなまりがきつく、時々何を言っているのかわからなかったからである。その福島町と言う位だから本物の福島県の奥会津に何度か伺ったことがある(あゆ美ちゃんの住む会津若松の奥地になる)。町の青年団の若い方と酒を飲む。「北海道はいいなぁ〜」と言う。「何で?」「だってさぁ、田舎の中のブランドだもん」となまりながら……。ブランドねぇ。奥様方の集会へ顔を出す。お年寄の方もいて、皆さんが集って話ししている事が、何一つわからなかった。本当に。フランス語に聞こえた。マジにシャレにならなかった。必ずこっちにふられる……。笑うしかなかった。多分、自分はフランスに行ったら笑っているだけだろう。いつも、その土地に行ったらすぐにその土地言葉になじみ入る(例えば大阪弁だったり)が、奥会津だけは、無理!! しかし、本物の日本の田舎がそこにあった。なまりはいいねえ。
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2005年3月22日(火)■スクールと師 |
お花の本を探していると、な・ん・と!! 20年前の「フローリスト」という雑誌が出てきた。この雑誌の創刊された頃のものだ。当時フラワーマガジンなるものが、ほとんどなかった頃なので、お花屋さん必見ではなかったか。この見つかった号では、初のフラワースクール特集で、それも恵泉フラワースクールが一番最初で一番大きく取り上げられている。
な〜んにも知らなかったんだろう。情報がないんだもの。この雑誌を見て目を丸くし飛び出した、だろう。だって、日本一って事だから……。そりゃ、そうだ。でも、今になって考えると、びっくりしているのは日本一のスクールって事じゃなくて、偶然でも自分が好きなお花のいけ方、とり合わせ、方向、技術が1mmも狂っていなかったと言う事に。尚かつ、半谷京子という師を得られた事、自ら望んでの事でもなくてもアクションを起こしたら、運命は動き、蟻地獄に足をすべらせたのごとく必ずその蟻食にに食べられちゃうかのごとく、と。偶然なのか必然なのか、メチャメチャだけど、動くとはそんなものだという実感が今、湧く。
自分の好きなお花の方向性、途中で辞めちゃだめだよ、ね。この本を見てためいき……。
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2005年3月21日(月)■20年で一生 |
デジカメを買ったのだから、写真撮っちゃう。被写体がないのなら、無理にクマのぬいぐるみ(なんでここにあるの?) すごい。撮っても消せちゃう。こんなんで喜んでるの自分だけか……。
その昔、ミノルタから自動でピントが合うα7000というカメラが出てすごく話題になり、あゆ美ちゃんから「お兄ちゃんもα7000買わないと駄目だわ。フラワーデザイナーなら……」と言われて。その当時、横文字で呼ばれる職業に憧れを抱いている世間の風潮と、自分の若さが「デザイナー? なら〜?」「あのカメラは一生もんだわ」とあゆ美ちゃん、きちんと釘を打った。いつもなら刑事(デカ)の様に足を使って、情報収集からの買い物が好きな自分としては珍しくすぐに買っちゃった。すごく高かったけど、満足だった。デザイナーだし(?) 今日までα7000で頑張ってくれたが、「んー、一生もん? 1/3一生もん? ホリエもん?」デジタル時代だなぁ。
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2005年3月20日(日)■マフラー |
帯広市街の河原近くの車の往来が激しい。道の上を5羽の白鳥がたんたんと飛んでいた。こっちがビックリする。ややしばらく並走していたのだが、近くで飛んでいる姿を見ると意外に大きく迫力がある。キョーフ!!と、そんな事には他の車の人達は見向きもせず。こちらもたんたんと流れている。「あんな大きい白い生き物が空を飛んでるのに、毎度の事なのか、だーれも興味ないんだねぇ」と一人ごと……。
実はデジカメを買いにデンキ屋さんに向かう途中。こっちも本当は早い者勝ちの商品狙いなので、ちと急いでいる。と、その時、ブロロ…と急にヤンキー車になった様な排気音。「あぁ、また、マフラーが折れた……あらま、ズルズル引きずってる。ったく、ヨン様マフラーに換えたろ、あ!!」仕方なく、そのまま、デンキ屋に行き、早い者勝ちデジカメをゲット!! これを買うまでに調べに調べ刑事の様に、聞き込みをくり返し、足でかせいだ情報を元にこれだと決め、なおかつ最大の特価になった時のゲットなので、嬉しさが倍増の筈なのに……マフラーめ!! 嬉しさと悲しさとで相殺されて無だ!! 無、いや+イカリ。仕方ない。マフラー引きずりながら、トボトボ帰りましたよ。ブロロロ……ズルズルズ……。
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2005年3月18日(金)■苦い春 |
昨夜の雪がもうない。どころか、アトリエの周りの雪の一部分、融けて緑の葉がのぞいてる。他はまだ、もっふぁりと雪はあるけど、きちんと冬の次は春なんだなぁと。秋が来たり、もう一度冬だったりしないんだね。この気候、なんだか力が出るよね。「頑張るどー!!」って。高校入試に失敗したあの時に一度戻る。松山千春が「旅立ち」でデビュー。応援してたら自分が帯広旅立っちゃった?みたいな? そんな季節(どんな?)
親戚の子が一番いい(?)と言われる高校入試に失敗したらしい。で、そんな時は俺の出番みたいになっちゃってる。やめてほしい。「では、死神様、お出番です。どうぞ」みたいな〜。ただいい気分じゃない春を味わっただけなのにね。で、必ず一度あの苦い春に戻るのかな。「頑張るど〜〜!!」って。おぉ、すごい風だ。春一番か?
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2005年3月16日(水)■スピードスケート |
昨日から帯広、十勝は気候的に春に入りましたね。今日なんてホカホカで、狭い道路では雪が融けてぬかるんでる。ミニクーパーでは通れないなあ(車高が低いので)。今日の授業で使う彼岸桜とアヅキ柳がミニクーパーの中に積んでるのが、外から見える。そこだけきちんと4月なの?ってカンジ。ウレシイねえ。
昨夜、久しぶりにギターでコンビを組んでいる三輪さんとギターと歌の練習。それはいいのだけど、実はその三輪さんの息子がヤバイんです。スピードスケート、小学生の記録ばんばん塗りかえてるんですよ。昨年まで小4の新記録がとか何とか……。どうせ親バカだろうと思ってたら、今年から本格的にヤバイ。息子自ら、「もちろん白樺高校のスケート部に行きます」とNHKの放映で離ししていた。聞くところによると、10年に1人出るか出ないかだって。昨夜、三輪さんが「白樺でスケートするとなると、特待生でも海外遠征とか何やらで月に20万円、3年間で1千万円掛かるんだ」ってなげいていた。「まぁ、まぁ、まぁ、ホレ、ホレ、来年トリノ? その次の次にホレ、冬のオリンピック。に。応援に。行くから。ね」無責任に……でも本当にあと9年後のオリンピックに出そうだなぁ、三輪準也。三輪さん、建てたばかりの家、売っちゃう?
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2005年3月15日(火)■ボタン |
ホワイトデーもきっちり(?)終わり、今日が卒業式のところが多いよう。中学の時は自分でもモテたし、人気があったと思っていた。そう、本当は今日が人気のバロメーターなのである。3つ年上の兄の場合、家に辿り着いた時は、ボタンというボタンが全てなかった。袖のボタンまでもが……。自分の周りの友達は格好いいのがたくさんいて、そりゃモテるわ。この日、7,8人位で一緒に帰る約束。みんなで玄関まで来た時に「待ってました」とばかりに、下級生の女の子の人だかりが。「うわーーっ」とパニックの様になり、ボタン取られていくわ、いくわ、友達のが。あれ? 気づくと自分一人だけ玄関の外にいる。「あれ、おかしいなぁ」と又玄関の中へ。他の7人はモミくちゃに合っている。声も掛けられない状態。「ピュー」玄関の中なのに、俺のとこだけ木枯らしが吹いている。あまりにも図式的にも格好が悪いので、1人だけ外にいる。生まれてはじめて「俺って人気ないんだ……」と自覚した時だった。本当に悲しかった。誰かもう1人や2人俺と同じ様なヤツいそうじゃない。誰もいないんだもん。人口密度もおかしいだろ。中100人、外1人って。「あ〜あ、何の為に野球部のキャプテンや運動常任委員長やってきたんだろう……」人生の中であんなに待ちを長く感じた時はなかった。ようやくみんなが外に来た時、のあのボタンのなさに(俺もこうなる筈だったのに……)涙が出そうだった……。苦い(にがい)苦い(にがい)卒業式だった。
因に、第2ボタンは心臓に近い、ハートに近いからだそうだ。高校の学生服はチャックだったので、一生第2ボタンなんて関係ないが……。
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2005年3月14日(月)■ホワイトデー |
昨夜BSで“熱中人”だったっけ? ヤックン?(モックンは会った事があるからわかる)の番組があって、たまに時間が合えば見ている。オモシロイ。自分の周りもこんな人ばかりだ。昨夜のは蛾を集めている女の子だった。7年前に札幌で絨毯(じゅうたん)屋をやっているサトウちゃんと帯広で出会い、蛾を研究していると言っていたのにびっくりした。「何を言ってる、徹、蛾はキレイなんだよ」今では「なるほど」と思っているので、昨夜のTVでは「やっぱり!」だった。一億総芸能人と言われる中で、ちょっと素敵な人をチラリと見られる番組があるのがいい。
すっかり忘れていたけど今日はホワイトデー。フラワーデザイナーなのに忘れてる? いつもお世話になっている高野ランドスケープの女の方々に白バラを差し上げて来た。アトリエから橋を渡ってすぐの様に思われているが、高野に行くまでは本州の方々が思いえがく、北海道をそのまま地で行ってる様な所をミニクーパーでトコトコ行かなきゃいけない。農地と原野とか……みたいな。信号がないから早く着けるでしょ、でなk、ふういていると途中でビバークする場所も……? 高野にわざわざ持って行って最初だけ「わーーーっ!!」って感じだけど、ちょっとすれば「まだ居たの?」って感じにすりかわるから、一所懸命にしゃべって存在感をかもし出せば「うるさい人!!」って感じになってくるから……。また、その原野をトコトコ帰ってきた。さびしーーーっ!!
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2005年3月12日(土)■象パーティ |
藤丸デパートの7Fカルチャーホールで酒が飲めるなんて、ありえない〜〜ってカンジだったので、面白い雰囲気でビールを飲むペースが速い。いろんな人達と会い話をした。自分の格好はバリッとしてと思ったので、黒いスーツを着ていった。なんか、ヒロシの様なホスト系になってしまったか。樋口さんが来て、格好をみて、「んー、徹、中々いい。ここまでするんだったら、金の値句レスとか、800万位する金のウデ輪とかしなきゃ……」“??”(たぶん、ほめられているんだろう)
ネコ柳も蕾だったのが咲いてきている。花の部分がネズミ色だけだと思っている人が多いが、実はピンクがかかっているのもあって、皆ちょっと感動する。宴もたけなわ、最後に樋口さんが締めのあいさつ。社長の座を退いても、彼が一番なのだから仕方がない。何やら話しをした後に、「おーーい、徹、来て!!」と。「彼が柳を生けてくれた徹。すごくすごく性格がよくて、お金もうけが下手で、女の子にふられてばかりで……すごく性格がいい!!」(んーーーーー?)十勝の名士、知識人と言われる方々100人の前でん〜〜ん、何? お花を誉めるのかと思えば、……ったく。いつもこんな調子。まぁ、これも宣伝?か……。
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2005年3月11日(金)■ありがたい木 |
アトリエを建てた時、テーブルも作ってもらった。人は木を触っているだけで、血圧も下がるし落ち着くんだそうだ。このテーブル(3m以上あるもの)は、十勝の山奥に横浜からわざわざ来て住みついている木工作家、本山さんという人に作ってもらったもの。あゆ美ちゃんの紹介で20年前に知り合った人だ。彼はあゆ美ちゃんの何かのパーティーでキンチョウの中、ギター持参で弾き語っていた。口ひげもはやし、雰囲気もあるので上手いのかと思えば、なまら下手。veryべた、なんで? なんでなの? そんなに下手でも歌えるの? 疑問を抱えたまま、今に至っている…。それ以来、下手でも人前でギターで弾き語りをしても刑法に触れないんだと思い、自分も今、人前で弾き語りをしている。でもおかげでギターを購入し、さわっているだけで気が安らぐ。木はいいなぁ。ありがたい、ありがたい。
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2005年3月10日(木)■出版記念展 |
しっかりと昨日、象設計の出版記念展のネコ柳を生けてきました。小玉(コダマ)くんという若い男の人が助手として付いてくれたので、3m以上の柳が30本以上あっても、びったり2時間で4つのアレンジが出来ました。集中、しゅうちゅう、自慢、ジマン。体力的にもつらい部分がでてきたんだけど、リズミカルに楽しくやれば、クリアー。でも終わったあとにドバーッ!!って疲れがでてくるけど……ごあいきょう。
やっぱりシアワセなひとときでありました。蕾だったけど、会場があたたかいのでいっせいに咲きそうだったなぁ。
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2005年3月8日(火)■とおる帝国 |
土曜日の日に歯科医師会の歯科技工師の方々のドライフラワーの特別講師をさせてもらった。こういう講習会は初めて会う人がほとんどなので出会いが楽しい。今回はドライ系のリース。より簡単によりシンプルに。最近はツルのリースに何かを巻くというのが自分の中では流行りかな。
特別講習会自体、一年に何度もあり頼まれてしているのだけど、何年か前にある農業高校の授業の一環で男子が農業機具の実習があって、残った女子の為の特別講習会というのがあった。なんだか間男(マオトコ)になった気分だった。清々しい感じ……(何で?)何年かやっていると今度そこの高校のPTAの会合があって、何やらそこでも講習をしてくれとの事で、まぁ楽しくソツなくこなしたら、あんな、次はやっぱり先生でしょう。次の年は十勝の農業高校の先生の集会ですよ。「先生を教える??」ってカンジ?に招かれた。最初、体育館での集会。舞台の上に座らされて、もう1人の方が紹介された「それでは畜産大学○○教授さんです。この方△△で多大な□□です。では、教授ごあいさつを……」“待って、何で俺ここにいるの? 聞いてないよぉ。俺もひょっとすると、この大人数の先生の前で話すの? 聞いてないよぉ!! とんずらするかなぁ…” すぐに順が回って来、何を言っているのかわからない事をパラパラと言って終わらせた。場内はシーーーーンと。“私語していいよ。私語……” と胸の内。だめだこりゃ。しかし、実演講習になったら立場逆転? 「オラ、オラ、何してるーー!!」ってカンジでバリッと終わらせた。生徒、親、先生、全てを征服したこの心地良さ。農業高校ワールドはもう俺のモノ。大とおる帝国でも築こうか。よし、次は家畜だ!!
▼花ページに第3回個展をup! まだ試行錯誤しながらつくっているのでレイアウト変更などあるかもしれませんが見てください!
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2005年3月7日(月)■春の匂い |
いやぁ、急に7.8℃位になっている。春うらら、ポカポカ。まぁこれが平年並なんだよね。逆に面食らってる感じなんだけど……。さっき小川にあの柳らを見に行って車から降りて見てみると“ギシギシ……ギシギシ……”と音がしているので、“おぉ柳の新芽がカラを破ってる音がしているのか? スゴイ!!”と思ったら、川の氷が溶けて流れていく音だった(ぜんぜん違うじゃん!!)
春への音、春の音なのかな、嬉しくなる。帰りに高野(ランドスケープ)へ寄ってみる。赤嶺さんから中国土産のジャスミンティーを頂く。この香り、自分にはスイセン(ジョンク)の匂いを感じる。これも春の匂い。なぜかシ・ア・ワ・セ。
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2005年3月4日(金)■柳の枝 |
いつもの象設計集団のこれまでの建築活動をまとめた本『空間に恋して』の出版記念パーティー(展覧会、トークイベント、講演会も有)が帯広でも3月10日、藤丸デパートでpm18:00からある。「急で悪いけど又、ネコ柳で空間を使いたい」という依頼。ほんと、急だわ。仕方がないので、ネコ柳を河原に探しに3月の日昼とは思えない程寒い、さぶい。はなえいの店長が「バッコ柳ならあるらしいよ」の言葉を信じて行ったが、ない、ない、ない。あ、あった、ちょろっt。こんなんであの広い場所をうめるの? 仕方なく帰ってきて2年前の田中泯さんの時はいつだったか調べてみる。3月30日。なんだ寒いだけじゃなく、時期的に早いのね。お金を使わず、自然から採っても河の影響のないものだと……昨年、地元の名士の方の出版記念でも同じ様に十勝を表現したいというので、カシワの木と枯れているその葉を使ったオブジェ。どうだろうか? 中々よかったけど、まだちと小さいか。柳はチェンソーで20本位切って使った位だから、迫力が違うが、だったら俺の顔をコピーしたのいっぱい貼るか? 迫力あるどー。人が寄って来ない?ね。柳がないなら、他の木の枝をたくさん使ったアレンジにするか。んーーーあと一週間。自然を期待して待ってみよう(いつもの事ながらお金は発生しないけど、自然のモノを使えて尚かつ大きいのを生けるのが大変でとても楽しい時間だ……)
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2005年3月3日(木)■桃の花 |
桃、モモ、もも、ピンクはその国によっての感じ方が違うみたい。日本ではエッチぽいけど、イタリアでは大変いい色みたい。日本の高貴な紫に匹敵するかな? 桃の葉の花、沈丁花(ちんちょうげ、じんちょうげ)、沈丁花の花が咲くといい匂いがするよ。クチナシの様な匂い、5年位前の正月に淡路島に行った時、本当に畑に菜の花が咲いていて信じられなかった。東京でも正月位には、ほとんど花は咲かないけど、ふつうに咲いてるんだからびっくりする。我々が切り花で見るのは、観賞用でハナナというみたい。淡路のは本当の菜の花だ。丁度その頃、司馬遼太郎の『菜の花の沖』(高田屋カヘイの淡路と北海道の話)という本を読んでいたので、本当に咲いているのでちょっと感激だった。友人の青鬼、坂上くんも pink が大好きで、昔女の子に「ケダモノ〜〜!!」と叫ばれたらしい。どんなやつ? 今日、彼は桃の花を見てどう感じるのだろう?
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2005年3月2日(水)■野に咲く花 |
よく聞かれる事なのだけど、一番好きなお花は?って。んーーー、市販されているお花も最近、特に色とかがいろんな色が出回ってここ帯広にも「おぉ!!」と思えるモノが多くなってきた事は確か。思い出されるのは23年前に“アルストロメリア”が入荷してきた事。容姿もそうだが、名前も特徴があって中々覚えられない。初めての洋花という感が自分にあったなぁ。六本木の恵泉に行った時に、もういろんな花がありすぎて完全にカルチャーショック。特に“アルケミラ・モリス”は恵泉女学園がイギリスから輸入して広めたらしい。それ以来、アルケミラは好きであるが、一番となると、やっぱりどうしても野に咲いてる花になってしまう。感動の次元が違うから。車で走っていると緑の中に青があるだけで、感動する。
緑→青 河原に咲いていた“ワスレナグサ”はいいよ。英名は"Forget me not" “私を忘れないで”って事。なにやら兵士が河原のワスレナグサを取ってあげようとして花をにぎったまま川に落ちて流され「私を忘れないで」と叫んだという大マヌケな話らしい。兵士―おぼれる―花はなさんかい!! と河原のワスレナグサを見る度に思っちゃう。でも、あの水色はグリーンによく合う。元々こちらにないものだから、これも帰化植物。こぼれ種で増えたね。
一番っていうのは自分の中で決めてないねぇ。その時だったり瞬間に“ハッ”と思う時が好きだから。8月に硝子作家、勝野好則さんと北海道ホテルで〈ガラスに野の花を生ける〉で2人のコラボレーションをする事に昨日決まった(昨日かい?)
毎日、野の花を採って来なくちゃいけないので、その毎日の瞬間が好きなのかも……。(ええ話や…でもようわからん文や。今回はただ宣伝がしたかっただけか?)
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