帯広ニッキ
2005年5月31日(火)■桜とワスレナグサ

 日曜日に友人達のサッカーの試合をどうしても見てほしいとの事。「わかった、行く」 「場所はサホロのサッカー場です」 「ふーん、えっ?! サ・ホ・ロ? なんでなんでそんなに遠くなの? えーーー?!」ってんで、50kも離れた、帯広からなら富良野に行く手前にある新得にサポーターとして行く事に。自分の車では多分、無事に往復出来るパーセンテージが少ないと思ったので、オートバイで……。

 寒い。あたたかい日と寒い日とが極端だ。で寒い。まぁ、それをのぞけばいいツーリングの距離か。でも性格上、運転しながらブツブツ言っている。新得の方がより寒い。

 こういう時にはいい事がおきる。まだ桜が咲いているのである。「ウソだろーー!!」の連発。小さい山が黄緑の葉と桜のうす桃色が絶妙だ。「これこれー! 桜はこの緑があうんだよな……」 帯広ではもうワスレナグサが咲きだして初夏をにおわせているのに、素晴らしい時間差攻撃だ。サッカーの試合も意外と好ゲームで何だかとってもいい日になってしまった。でも帰りも寒かった。……。(十勝の広さおそるべし)

2005年5月30日(月)■ビニールハウス

 アトリエの敷地内にある資材が放置され、草がぼうぼうなので谷内さんとその資材を移動させて草刈り機でばっつりきれいに……。

 その資材は友人から頂いた、大きいサイズのビニールハウスのパイプ群。何年か前に谷内さんと2人でそれを頂いて、ビニールハウスを作ろうと計画、実行。何人かに手伝ってもらって、何万円かで特製ビニールを購入して、何日間か掛けて建てた。意外と大きい。平屋一件分位か。2月にある段ボールソリ大会のソリをそこで作成したいと谷内さんが、その中で作り出した。なるほどね、この中だと相当暖かい。10月から作り始めて、ある程度出来上がった1月のある雪の朝、カマボコ型のはずのハウスがM型になっている??? 「うわぁ〜〜、雪の重みで屋根的な部分ががっちり折れ曲がっている」 高さ3mがいっきに地面へつきささってる。何と!!そのつきささった所に、一番大切な、何ヶ月か掛けて作った車型のソリが……。串刺し? とんでもない光景だった。一夜にして、全てがゴミになった。それも真冬。何かすると必ずオチがある。ある程度かたづけたものの、大量の資材が残ってしもた。資材をかたづけている間ずーーっと、“何の為にビニールハウスを建てたかったのか”が、わからずじまいだった。変な人達……。資材しまつしなきゃあ……。

2005年5月27日(金)■ツバメ

 アトリエの近くの平原大橋という十勝川をまたぐ橋を車でホロホロと……一羽の鳥がシューッんと。“瞬間の動きが早い!!” “ツバメだぁ” 北海道人は子どもの頃からツバメは本州にいる鳥で北海道にはいないモノだと教えられた。だからほとんどの大人はツバメがいるのに気づかないかも。“ホレ、国鉄バスの横についているマークしかツバメなんて見た事ないよぉ〜!!”と坂上くんは言っていた。意外と小さく素早いので、中々、形がはっきりとはわからないけど、格好がいい鳥だコト。橋の下ではこの雨の中、ゴルフをしている。“流石、大英帝国発祥の紳士のスポーツ、ラグビー、サッカー、雨だろうが何だろうが必ずやる。ステキ。まぁ、卓球だって雨だろうが何だろうがやるかぁ(だって屋内だもん!!) 今の時代、ゴルフは賛否両論言われているけど、確かに自然破壊だったりするけれど、実際、フェアウェイを歩いていると、とても気持ちがいい。緑がいい。スポーツと緑かぁ。両方、好きだなぁ。

 そうそう、今朝急にスズランの葉が庭にバリッ!!と出てきた。もうそんな時期? これからはスズラン話かな……。

2005年5月26日(木)■便り

帯広からの便りページをupしました。→

2005年5月25日(水)■たんぽぽとの戦い

 毎日、毎日、たんぽぽ戦争ですよ。やっぱり彼らはすごい!! 中々勝てない。大阪のおばちゃん(?)みたい……所かまわないんだもん。ブチブチブチ……。新しくポストカードを作ろうと、山菜バージョンを作っているけど、ツクシは入れたけどたんぽぽもと思ったら頭の中がウゲーーッ!!ってなり、もうたんぽぽは受け付けない。毎日戦っているので脳裏はもう、彼らだけはカンベンしてくれと言っている。「ハイ、すみません」すぐ取りやめ。カタクリみたいなかわいいのにする。ダンデライオンっていうか、何でライオン? 強いからでしょう。やっぱり。昨日、NHKで釧路湿原で一番強い動物は鶴だと言っていた。そうかよし、釧路湿原で、鶴とタンポポと大阪のおばちゃんを戦わせよう。どれが残んねん。コワッ。

2005年5月23日(月)■ワスレナグサ

 昨日は今年最高に暖かい日だったのに、今日はうって変わって雨でちと寒い。北海道人はストーブをたく。自分もチョー寒がりなのでストーブたく。だけれど、街の街路の花がいっせいに咲きだして嬉しくなる。家々の庭にも花がたくさん咲いていて車を運転するのも楽しい

 さっきワスレナグサが咲いている庭をみつけた。やっぱりすごく嬉しい。、ホントに好きなんだなぁ……。昨日、お酒の席で「お花の先生は何のお花が一番好きなんですかぁ?」とどっかの女子アナの様な何の変てつもない、一本調子の質問をされ「う〜〜〜ん!!」と真剣に悩んでしまっていた。ある程度の答えでいいものをまだ「う〜〜〜ん」と結局出てこなかった。ワスレナグサをワスレていたのか、緑の中に青い花が好きだというコトを言えなかったのか……(お酒を飲み過ぎてしまったのか……)でも人知れず、河原に咲いているワスレナグサを見た日には……感動で……脈が1分間に60回も打っちゃうもんね(ふつうだっての)。 これからはきちんとワスレナグサにしよう。(前も言ってた?) 1番は?「ワスレナグサ!!」忘れてない!!

2005年5月20日(金)■命名

 昨日の黄色い花の新種? が判明。エゾキケマン。ケマンソウ(紫)の黄色バージョンだった。なーんだ。もし発見!!っていうんなら、名前どうしようかなー。と考えていた程。おめでたい人だった。エンゴサクとケマンソウは兄弟みたいなものなので納得。名前というといつもいつもなんで?と思う事がお花の名前には多い。このエンゴサクも延胡索と書くが、エンコに聞こえるのはわかりきっているだろうし。
 
 とんでもない名前がある。オオイヌノフグリだ。食用としても薬にもならない草花を、イヌも食べないからか、イヌは役に立たない時代だったのか。イヌと付けるのがとても多い。その中でもこのフグリは実の形が睾丸に似ているという事で!?直訳すると“役に立たない大きな睾丸”という事になる。うわぁ〜〜。名前を呼ぶだけでピーッが入るよ。うす紫でとっても小さな花で愛らしいのに。もし自分がこの花に名を付けるなら、んーー。トオルウスムラサキか。んーーまだ、オオイヌノフグリの方がいいか……?? エゾキケマンも自分が発見しなくてやっぱりよかったのかもね。ヤマブキトオルにされそうになったからさ……(黄色がヤマブキ色に見えたから……)。山咲トオルってのもいたか。んーーー。

2005年5月19日(木)■宝探し

 午前中のお花のクラスが終わり、押し花の額にしては特大の(1m額)に取りかからなくてはいけないのだが、“まだ北の方は桜の咲きが遅いよ” の声を思い出し、ちっとだけオートバイで桜を捜しに行ってきた。その辺の林から森にかけてにある山桜を目当てにして、アトリエから北に……10分位走るとまた小さな川に……ふと左を見ると、人口物の跡の盛り土みたいのが普通のプールくらいの大きさか。ドボドボとこれも人工的にくみ上げているのか、川の力を利用しているのか、結構勢いよく水が流れtえいる?? “こんな人気もない場所に変だな” “おぉ、ため池になってる” “危ないので立入を禁ずる 園主” と立て看板?? “園?!” 入ってみる。ダバダバとまたもカモが2羽飛び立つ “うまそ〜!!” それはいい。ここに何かがあったのか、摩訶不思議な空間。建物のあとかたはない。んーー宮崎はやおから作り出す“天空の城”か“千とちひろ”の林の中のモノかどちらでも。何かが誰かが居そうで面白い。池も素敵だし(もうほとんど沼化しているが……)白い花が咲いている。オオバナノエンレイソウだ。最近少なくあんっているらしい。“おぉ何だ!! 黄色いエンゴサク!! 新種? 普通は青いのに……”やっぱり変な場所……。桜捜しより面白かったがカメラを持って来ていないのともう時間がなかったので、あとにして来た。又、写真撮りに行こ!!

2005年5月17日(火)■光

 前に忘れていた事が出てきた。TVに平井堅が出ていた。昨年の今ごろ、いつもの小さな林に、花を採りに行ってた。気分を変えてウォークマンをしてFMを聞いて、花を採っていた。するとそこへ一帯だけが浮きたって光が満ちてくる様に見える。すごく心地のよい音と空気、こんな気持ちは初めてだ。花が輝いて見える。うわーーっ、最高!!と思ったら、音楽が終わってヒューーッって元に戻ってしまった。ありゃま、5分間だけの特別な出来事だった。その曲が「瞳をとじて」だったのだけど、あまりにもヒットしすぎてその曲での感動はもうなかった。でも又、その素晴らしい出来事があるかもと思い、FMを聴きながら花を採っているのだけど、やっぱりね、中々ない。ただ、それ以来、花というものがより一層素敵なものなんだと実感する様になっているのが面白い。天からの啓示? ってカンジ。大袈裟……。平井堅のあのクドい顔も(お互いサマ)好きになった……ピカチュウ。

2005年5月16日(月)■寒いジンギスカン

 東京も寒い5月だとニュースで言っていた。若い農家の人と話をしたら今年は寒くてまだ種をまけないと言っていた。天気予報でも雪マークがまだ出てる。ウーー寒っ!!

 と言いながら、そんな中、昨日は雨にもかかわらず“ガッツ焼き肉パーティー(花見編)”でした。暑かろうが寒かろうが、予定は変えてくれません。ターフを張り(テント地の屋根だけのもの)、きっちり外で炭をおこしてジンギスカン。アイヌネギ食べましたよーーー! 1時半から始まって途中屋内へ入りながらも自分は11時半に帰りました。(ちなみにまだやっていた) 幹事の方は、“予定通り!!”と言っていた。(ほんまかいなぁ)がっちり今日は2日酔い。ホント北海道の人おかしい。変。なんぼジンギスカンを家の中でやると匂いがしみつくと言ったって、雨が降ってるし、無茶苦茶寒いんだからさぁ。予定は変えてはくれないんだねぇ〜〜。外っ!!

2005年5月14日(土)■伝説の2人

 昨夜、今日のネタはこれで行こう!!と決めていたのに、作品を作るのに没頭していたら、すっかり忘れてしまった。何だったかなぁ? こんな時には“このネタがいい”と友人の谷内さんが言う。“ニュースってのはNewsと書く。東西南北の頭文字なんだよ!!”って。2行で終わったじゃない。早っ!! 

 仕方ない。じゃあ、谷内さんとの話。10年位前から一緒に行動を共にしている彼は自分よりずっと年上なのだけど、2人で数々のモノを手掛け、作り出して来た。最たるものは、やはり札幌の代表的祭りになったYOSAKOIソーランに帯広から初めてチームを作って出場した事か。YOSAKOIソーランは群舞で踊り点数をつけられ競う、最近出来た祭りである。札幌での祭りなので、まだ北海道中にそんなにも知られていない程度ではあったけど、札幌ではものすごい勢いでチームが出来ていた。帯広で盆踊りのチームを作ってはいたが、0(ゼロ)からのスタートとなった。(詳しく書くとものすごい量になるので……割愛させて頂きます……)
 ほとんど、2人で全てをこなし120名を集め、音楽、踊り、演出家の先生を捜し、チームを組織化し、お金を集め、練習に練習を重ね、札幌へのり込んで行った。自分は代表(頭・かしらと言う)谷内さんは参謀だった。2泊3日札幌のいたる所で踊る為、ほとんど電車移動。どのチーム(200チーム)も、衣装を着て化粧をして、何万人も移動している姿はコッケイだった。街の中は兎に角すごかった。人で人で……見る人、踊る人。踊り終わった時、“あんた達いいわ。今までで一番だったよ!!”と知らないおばちゃんが声を掛けてくれた。“ほんまかいな…”最終日の夜、全てを踊り終わった衆が大通公園へ。ビックリした。“ここはセントラルパークか? サイモンとガーファンクルでも歌うのか?”と、何万人ってすごい。舞台が見えない!! それでも“代表者は舞台横へ来てもらってる筈ですけど……”という間の抜けたアナウンスだけは聞こえた。もうクタクタだったので、賞なんてどうでもよかった。けど、みんなの代表。歩いている途中に賞を発表している。大歓声!! 学園祭? 何度も。
 ようやく舞台へ着いた時、“セントラル賞 むらむらむらあず!!”のアナウンス(チーム名むらむらむらあずという……スミマセン)“あらま、呼ばれてる” 広い舞台の中央まで。間が抜けるのがイヤだったので、軽く欽ちゃん走り。前列の客にうける。けど、何せチームが200m先にいるので何も聞こえず。
 “谷内さんと一緒に出ればよかったかぁ。まさか賞に入るとは思ってなかったもんなぁ” 何万人の観客の前でも意外と冷静に考え賞を授与していた。帯広に帰ってきて、2人で帯広の新聞社を訪問。すごく小さい記事で取り上げられていた。3年目で2人ともやめ、今では帯広、十勝にも20チーム位が出来。2人は伝説となっている……“ホンマです……”


プロジェクトX!!(父ではない)

2005年5月13日(金)■バイク

 昨日から、うららかです。破天荒だったかと思えばぽわ〜〜ん。と、文句を言ってもやはり従うしかないのです。だからせっかくこういう天気を待ち望んでいた、北海道人を代表して(?)オートバイに乗って来ました。ちと寒いって感はあったけどヘルメットの中は“ヤッホー ヤッホー!!”の言葉の連続。“なまら気持ちいいんでないかい……” 車から覗く自然の景色より、オートバイで感じる自然は全く違うものだ。木々の横を通り過ぎるにも、風が間に入ってくる。何とも言えない、爽やか感。“あぁ、寒くてつらい冬を過ごし越えて来てよかったぁ!!” と北海道人を代表して体感して来ました(だからなんで?) 

 小一時間位の事だったけど、農家の近くに林があったので、小川が流れてる気がしたので、寄ってみると、案の定小さな川があった。小川を見つけるのが趣味で(?)、そこに何か知らない植物がいそうで。のぞくと、カモが慌ててドカドカと二羽飛び立っていった。“うまそぉー” 一度カモを食すると、ケンタッキーなどめではなく(最近食べれてないなぁ…)直の感想はこうなっちゃう。小川の曲がっている所は陽ががたまり易く暖かい。ぼぉ〜っとして、植物確認をして、ドピーュと帰って来た。生徒さんから頂いた植物を植え替えるのを忘れていたので、ぼぉ〜っとしてられなくなっちゃった。


やぁ、一週間前とはえらいちがう。今、北海道最高でっせ!!(誰?)

2005年5月11日(水)■疑似飛行機

 オホーツク高気圧のおかげで札幌方面は、昨日雪が降って大荒れ。ちょっと今年やりすぎなんじゃない? 加減ってもんがあろうが加減ってもんが、天気さんもよぉ……新人か?……。

 帯広は昨日の午後から雲が抜けて晴れ。こっちはこれでいいから……(誰に?) でも、すごく風が強い。本当に毎日、毎日、景色が違う。最近というか時期もあってか、周りの人が旅立って行ったり、変化が激しい。仕方がないのだが、その分出会いもほしいところ。中々、出会いがなくなってる。こうやって老いていくのか……。やっぱり行動だよ、行動!!

 7年前に急に飛行機に乗っててパニック障害の様なものになってしまって、とりあえず飛行機が乗れず、東京の恩師の所へも行けず、行動の幅を自ら狭くしているんだけど、違うやり方や場所を模索できるはず。それより飛行機に乗る練習場とかないかなぁ。ドラマのセットの様なのでもいいから。よりリアルにGもあって上昇する角度もあり、たまにエアーポケットも、下りも……そんなこんなしちいるうちに東京に着いてる? そうなんだよねぇ。ほれ、でも、札幌の大倉山のジャンプ台の所にスキージャンプシュミレーションってのがあるでしょ。あの感覚なんだなぁ。あんなんでいい、1回100円位でさ。20回やれば東京に行ける様になれると思うんだけどなぁ……。

2005年5月9日(月)■桜の開花

 本当に今年はめくるめくる季節の北海道!! 先日の雪がすぐ融けてサクラが咲いてましたよ。花見だ、花見だ!! 酒だ、酒だ!!(月曜の朝から?) 連休中に北海道に桜の開花宣言をされなかったのは21年ぶりらしい。ふ〜ん。まぁ、勝手に宣言されてもね。梅の宣言とかはしないんだ。(とただ単にいじけてるだけ)

 連休は仕事をしていたおかげで「なごやか亭 春バージョン」が出来た!!(遅っ!!) 中々、化粧柳が乾かなかったので、ちょっと時間を置く必要があったので今になってしまった。柳の枝が集まってギュルギュルって音が聞こえそうなそんな生命観のある作品に……。んーホントは“あの世”のイメージでなくてはいけないので、音で言うとポヤン、ポヤンがいいのだがなぁ。まぁ、作者の頭の中がポヤンポヤンだからね。ギュルル、ポカン、ギュルル、ポカン、ガルル……。(ケダモノ混ざった)

 最近、素敵な花屋さんや、お花を生ける人が増えていろんなメディアに登場して目に入る。“すげぇなぁ〜!!”と思い、意外と落ち込む。あゆ美ちゃんから「お兄ちゃんすごいよ!!」とありがたいけど「?」 “も”でなく“”にして!! よいしょ大好きなので? 乗せて伸ばして!! そんな話かい。素敵な花屋じゃないのかい……。

2005年5月7日(土)■アイヌネギ

 うわぉ!! 雪、普通に降ってる。ホンマかいなぁ。まぁ、でも積もってないし、いろんな花が咲きだした。こういう時はじっとこらえてるの……死んじゃうのもいるのかな、雪で。昨日だかが子供の日で明日が母の日、なんじゃ? しあさってが集金日、ん〜〜、ん……。いやぁ、馬鹿にならず雪止まずって、先程小さい神社の前を通ったらコブシ(モクレン科の樹)の花が咲いてるのか、木に雪が積っているのかわからなかった。夕方なのに雪、本当に止まず。

 昨夜、久しぶりに居酒屋“元”へ。もうしっかりとアイヌネギの料理が並んでる。“流石!!”聞けばママはもう2度もアイヌネギを採りに行ってるらしい。自分は明日採りに行く事になって?いる? 雪だぁ。急勾配だから滑り落ちちゃう。本気で危ないから、こりゃなしだなぁ。みんなで採って、みんなでジンギ(スカン)だったのに……。仕方ない。押し花の額の大作を頼まれたので取りかかろうか……アイヌネギ、今年はまだ一つも口にしてない。トホホ。にんにくのオロシダレで普通のネギ食べりゃいいんだ、要は。トホホ……。

2005年5月5日(木)■子供の日

 子供の日。基本的に子供がちやほやされたり、持ち上げられたりされる光景が嫌い。大体あまり子供が……と23歳の時に、、、このホームページの(ディレクター)あゆ美ちゃんと出会い、彼女のすすめで児童文学なるものを知った。“児童?” “何? 今さら、なんで子供に戻らなきゃいけないのよ!!”だった。そりゃそうだ。無理矢理読まされた『優しさごっこ』 司馬遼太郎ばかり読みあさってた頃だったので、少々もの足りなさを感じながらも何かのめり込んでいってしまう。『ぼんぼん
』、『兄貴』、『冬の光』。優しい空気につつまれ、たんたんと本を読んでいってる。そんな自分もはじめてだった。ここで安野光雅の『旅の絵本』に出会う。これは抜群にオモシロく、主にヨーロッパを旅をしている気分にさせ、尚かつ歴史ものが色々ちりばめられて『ウォーリーをさがせ!』のように、自分で見つけていかなくてはいけない。例えばこれはハイジでしょう? じゃあこれはペーター? ピノキオ、ジェベットじいさん? キリストもいて彼の死ぬまでの一連があり、最後の晩さん、十字架、これはこれは4シリーズ?かな。抜群に面白かった。一冊1000円だったので、気に入った人に必ずこの絵本をプレゼントしていた程だ。そして灰谷健次郎の『兎の眼』だった。泣いてしまった。泣く? なんで? これは完全に子供が読む本だよ!? 感動した。『太陽の子』の方が有名ではあるが、自分は『兎の眼』だった。しびれた。

 今までの流れの中にどっぷりとつかって大人だろうが子供だろうが、そんなのどーでもよくなってしまった感はあるけど、でもきちんとメッセージを受けとめて、大人と子供はきちんと存在するんだ、と。そんな児童文学だった。

 あぁ、子供の日ね、ふ〜ん。仕事、しごと。

2005年5月4日(水)■レンギョウ

 毎夜、毎夜、マイヨエッサッサでポストカード作り……印刷会社は夜中までというのがよくわかる。新たに“十勝千年の森”という所にもポストカードを置いて頂けたので、どうぞ宜しく!!

 今年は急に暑くなっているせいか急に花々が咲いてきている。国道を通っていると、はたと黄色の集合体。何だろう? 出ました!! ”レンギョウ”です。いけ垣で使われている低木樹。つぼ生けなどの大きなアレンジメントには好材料で、よく知り合いの方の庭とか離農しているところとかから切ってきて使っている(決して盗みではありませn〜!) その昔あるTV番組が帯広であり。ある大物タレントのバックにド〜ン!! と生けた事を思い出す。花屋さんの花箱では規格があって長いモノはとても高い値段になってしまうけど、このレンギョウの様な生命力があって伸びが早いモノは切ってもまたすぐに元に戻るので、とってもありがたいウレシイ一品だ。しかし今年は早い!! サクラはまだだけどレンギョウは咲いているので、花見? する? ただ焼き肉したいだけだろーが。いやまだまだ寒い!! 連休のまっ只中、みんな焼き肉やってるよな〜。街中では刊行で来ているカップルだらけだった。畜生! 酒だ、酒だ!!

2005年5月2日(月)■土筆

 いつの間にか5月である。寒くて車が真っ白だった頃もあったのに……。向かいの保育所には鯉のぼりが何十匹も横になり気持ちよさそうに風にたなびいている。4月中頃からね……(出すの早すぎじゃい!!)と心の中で怒っていたら本当にもう子供の日なのね。

 ちょいと荒地庭を覗いてみる。“来たな、黄色い悪魔” たんぽぽを抜いていると「おお土筆(つくし)君!! ようこそ!!のわけがない。確かに土筆は押し花にもドライフラワーにもなり、使えるが庭に生えているとなると、そこの土地はやせ地という事になる。「うわぁ、ばれたかぁ。へたれ土地が……(ばればれ)」 土筆は知っている方も多いと思うがスギナ(杉菜)という植物の胞子の茎で土筆が枯れる頃、スギナが本格参戦する。このスギナも庭とかに根付くとやっかいものである。しかし、土筆はおひたしとかで食する事が出来るので何か有事の際の時のためにこれも覚えておこう……(?)


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