帯広ニッキ
2005年7月29日(金)■インタビュー術

 星野仙一がこれからの日本のプロ野球の事について述べていた。「インタビューもふつうにいつも通り、ありがとう、よろしく、ではこれからはいけない。もっと面白くなる様に受け答えをしなきゃ」 新庄の様にかぁ? 

 いつもいつも自分が思うのはインタビュアー(インタビューする人)のことばに疑問がある。

 「えー小田選手です。今日はどうでしたかぁ?」
 「うん? 今日は何?」
 「あ、いや、あのー、今日の試合どうでしたか?」
 「えっ?! 見てなかったの?」
 「いえもちろん見えてました。いやー、今日の印象はどうでした?」
 「印象?って何の?トーナメントじゃあるまいし、そんなにそんなに相手とか球場とか変わらないのであまり印象は……」
 「ありがとうございましたぁ!! 小田選手でしたぁ!!」 

 こんなカンジ。

 今、世界水泳では必ずインタビューする。「今日の試合どうでした?」「うーーん、そうですねぇ」「うーーん、そうですねぇ」「プールは25m巾じゃなく50m巾だったんですねぇ。泳いで初めてわかりました!!」って事にはナラン。インタビュアーも「うーん、そうですねぇ」をいかに言わせない様にインタビューをするか考えれってんだ!! 「うーーん、そうですねぇ……」

2005年7月27日(水)■美しいわが庭

 野口さんが乗るスペースシャトルがTV Liveで発射。子どもの時見ていた「サンダーバード1号」と何も変わらなかった感。“という事は1号は毎回々あんなに燃料が必要だったのかぁ?” “いやいや3号には必要だったんだろう……”と訳わかんなくない?(イマドキのことば風にしりあがりに読んでほしい) マッハ4だって。(音速x4 ふぅ〜ん) 

 結婚パーティの事でこの1〜2週間、野山に行ったり、器をいろいろ購入したりで、今日、ゆったりと庭を見渡している。雨も続いているせいもあり、雑草がこんもり。無駄げ処理をしたくても、まだ雨がポツリポツリ。ハーブも雑草だからすんごい。いつもながら、この庭の帝王(?)は、オレガノ。合うんだろうねぇ。栄養素がないのに……。株は大きくなるけど、勝手に増えないラベンダーの花がやはり雨にぬれて、あざかやかでキレイ。でも昨年から枝を切って、挿し木にするだけですぐに株が出来る事を知り、今、ばんばんふやしている。再来年あたり、オレガノに対抗してラベンダーもステキの予定。と、口ばかりで庭は雑草でボウボウ。たまらん!!

2005年7月25日(月)■カナブンと結婚式

 結婚式が終わりました。野外パーティーだったので、暑いのがモロお花に影響して大変だったけど、無事終了。出席者は本州の人が多かったので野の花系のアレンジいっぱいに感激していただいたみたい。何より新郎自ら企画、実行した森の空間を使って教会らしき雰囲気を作った(何故か布を吊り下げただけなのだけれど……)のが、圧巻だったなぁ。(お花関係ないじゃん!) 

 とにかく素敵なひとときになりました。そんな中ちょっとした事があった。自然な庭に新郎新婦の小さなテーブルに青いお花(デルフィニユーム等)でアレンジメント。しばらくすると、そこが茶色のかたまりになってきている。何? 近づくと“おぉ!! カナブン!!!(コガネムシ?)” すごい、すごい、どんどん集まってくる。何でだ。何でだ。そのアレンジにだけに集まってくる。30匹以上はいる。カナブン、カナブン。笑うしかない。けど、とりあえず、ちぎっては捨てちぎっては捨て、でも羽根があるので、またブンブンと、カナブン……。とりあえずパーティー途中でも、それをくり返していたのけど……。何であの青にだけ反応するの? 不思議だわぁ。でも変ににくめないカナブンだ。因みにTV「探偵ナイトスクープ」でこのカナブンを酒の肴で食べている人がいた。う〜ん。どう?

2005年7月19日(火)■まかせなさい

 チョロチョロと忙しく、ニッキが進みません。

 いつもの高野ランドスケープの友人シゲノ君の結婚式が土曜日に野外であり、そのパーティのお花をいっさいまかされ、野の花を使った方が面白いという事になり、今、いろんなところへ行ってどんなお花があるか探ってます。雷雨だったり大変ですが、きととの名にはじぬ様、野の花アレンジ腕の見せどころです。クサフジという青いツル状の草花をもっふぁり採ってきて、それを中心に考えてます。シゲノ君の奥さん(ホントはもう結婚している。式だけあげる)は、当初、小田徹の顔だけを見て、この人にブーケとかお花をまかせていいものなのか? と疑問を抱いていたそうですが、このきととのサイトを見て「まぁ、いいか」になり、話し合いの時に野の花のアレンジを持って行ったら、ようやく(?)心の底から信頼してくれました……でしょ(?) (ショー油顔に憧れる時だよ)

 すんばらしく致します!!

2005年7月14日(木)■イカダ下り

 昨日は久しぶりにすごい暑い日だったのに今日はイマイチ。十勝川の橋に「イカダ下り 出場者募集」の看板。「おぉ、夏!! 夏!!」

 20年以上前に友人に連れられ、一度十勝川のイカダ下りに出た事があり。とても楽しかったので次の年に中学の後輩2人から「僕たち全て段取るので、小田さん一緒に出ましょう!!」と。そりゃあ、OKでしょう。3人でイカダの木の部分を作り、そのまま特大チューブ4本につなぎ、即完成!! ホントただの漂流したイカダそのものだが、とっても頑丈。(多少、壊れる位がおもしろいのだが……) 次の日、スタート地点へ。何百というイカダの数。すごい、みんなキャラクターとかも入り、カラフルでにぎやか。こっちとら漂流イカダ。あるのは、舵を取るアイスホッケーのスティック2本だけ。「ホレ、俺らは頑丈だから、、、丈夫が一番!!」と変になぐさめあう。スタートの合図。きちっと浮いて流れるかが問われる瞬間。ペットボトル何百個の浮力イカダ沈む。カンカンだけ(?)即沈没。なんだか大きな実験室のよう。やはり、特大チューブが一番、浮きすぎる位浮いて舵がままならない位。とはいえ、ヒマ。何も考えてない3人は、何も持ってないことに気づく。「小田さん、そういえば朝から何も食べてないですねぇ」自分も朝にキチッとたばこだけは補充してたのに……。ボーーーっとホント漂流。ほかのチームはいろいろやりだしてる。ほとんどみんな“船上ジンギスカン”だ。たまらず声をかけてみる。「おぉ! 食いに来いや!!」「ウヒォウヒォ〜〜〜!!」 ほとんどの船がこんな調子。おにぎりを投げてくれるお方もありで、人のありがたみが身にしみる。。。そんな時、「小田さん、橋桁です!!」 前年に出てわかっている、橋桁で急に流れが変わり一番危険な区域である、1つめの橋をなんなく、くぐりメインの十勝大橋が近づく橋の上には何百人も人が見てるし、土手にもいっぱい人が。マーチングバンドも。「あれ? 竹田は?」「小田さん、後ろの救急用のウキワに乗ってます」 それは小さいチューブを後ろのヒモつけて浮かしているほんとにただのウキワの様な大きさのものだ。竹田のヤツ、それにちょこんと乗ってる。「竹田ぁ!! ダメだ、危ない!! 大橋に近づくから戻ってこい!!」「小田さぁ〜〜ん、だって余裕なんだもん。おもしろくないんですよぉ〜〜!!」「いいから戻って来い!!」 言うことを聞かない。「だめだ、もう遅い。橋桁にぶつからない方向に舵を切ろう!!」橋桁が近づき、水の勢いが増す。とその時「ワーーー!!」と大歓声が。「どうした?」後ろを振り返ると「小田さぁ〜〜〜〜んわん、た、た、たすけてぇ〜〜〜〜!!」と竹田の声。ウキワが一回転に転覆して竹田がおぼれてる。「うぉ〜〜〜!!竹田だぁ〜〜」 急流でどうしようもない。「たぁすけぇ〜〜てぇ〜〜!! 小田さぁ〜ん」はたと横を見ると水面下に石が見える。「あれ?」「浅いんじゃないの?」だんだん水のいきおいも弱くなってる。「竹田ぁー、冷静になってたってみれぇ!!」「何を言ってるですかぁ? 小田さぁん」と同時にスックと立ち上がれたのだ。なんと水かさが30cm位しかなところで、おぼれてたのだ!! その瞬間、またも観客から「ワーーッ!!」と大歓声。俺らは何かデモンストレーションの様に思われているのか。竹田が戻ってきて、「小田さん、おぼれてるのに助けに来てくれないんだもん」とひねくれていた。「まぁ、いいしょ。おまえ、今日一番スターだったよ」と……。

 そんなイカダ下りだった。。。

2005年7月12日(火)■ガラスとコラボ

 ようやく暑くなってくる気配。

 今日、写真家の都合で急遽、今度の北海道ホテルでのガラス作家勝野くんとのコラボの写真撮影。ガラスの器と野の花。まぁ、でも主役はガラス。突然呼ばれてもいいように、だいたい、野の花を採りに行く場所を設定してあったのでOK。勝野くんが出張の為いないので、スタジオには2人で。十勝を代表する写真家、戸張(とばり)さんがニコニコと「突然でごめんなさいね」「いえいえ、なんも。「もうセッティングしてあるから」(心の中で)写真撮影だから長引くものなぁと、昼食を食べて来た方がよかったかぁ、と。2人で段取りよくパンパン「ここはこうで」「こんな感じで」「あぁ、いい、いいねぇ」とお花いけて20分で終わってしまった。あれぇ、ホントにいいの? 早すぎた? それとも早く帰ってほしい……とか? 感覚の世界だけに、いいと決まれば早いのか。帰りしな、戸張さんが「(勝野くんと)濃いーー2人の写真だから、いいの撮らなきゃ怒られる……」と、濃いーーのは勝野くんの顔、、アレ俺、俺だよ。濃いーーー顔。俺。2人揃うとムチャ濃いーーんだ。このコラボ、夏のさわやかさを出したいのだから、2人顔は出さないよーにしないと(?)。 ダースベーダーのお面が300円で売ってたなぁ。それかぶってお花いけようか……。(暗黒の世界へ……(?))


 なんで?

2005年7月10日(日)■使う頭

 すっかり忙しく(?)日記が滞ってました。少年野球の話とか、ぽぷり店の話の続きをと……連絡をい頂きました。また長くなるけどいいの? (読む方々が大変かなと気を遣っております。)

 昨日、アトリエの前が草ボウボウなので、芝刈り機を借りて“ブェーーン!!”と刈る事に。よく肩からかついで先端の丸い鋸が回るってやつ。意外と怖いんです。ヒモを引っ張ってエンジンかける。“グルッ、ルッ、ルッ……” “あれ?”ヒモが戻らなく巻かさらない。ダラーンと。壊れてる。”……ったく。”その元を分解してみる。ヒモを巻いてるモノと本体とをつなぐ部品が一個。それも小さい。“こんなんで何がどうなるの?” まぁ、所定とおもわれるところにハメてみて、又、ネジをきちんとしめる。“グルッ……” ヒモがやっぱり元に戻らない。“何〜〜!?” “よーしわかった。こっちも奥の手を出してやる!!” (もう奥の手?) “もしもーし、あぁ、谷内さん。あのーなんか芝刈り機が……” 度々登場する谷内さん。プロまでとはいかないが、何でも出来る。モノに対する物理が出来ている。小さな部品をみて“んーーたぶん、この部品のここがかけていると思う。ここが引っかからないと……” ライターで火をつけて代わりをくっつける。ふたをして“ちょっと、ゆっくりヒモを引っ張ってみて” ”ガチッ、ガルル ル、ル、ブルルン、ブルブル……” ”ウォンウォン……” 「かっ、掛かった!!」「すげーーー!!」 何でやねん? 「じゃあ」と谷内さん。名乗るほどの者でもないみたいに去って行った。人の頭ってこんな時にtすいているものだと感心。自分は体の一部分にくっついている頭を動かして、いや体を。芝を刈ってた。ブッリ、ブッリ。「等加速直線運動かしらん。」

2005年7月6日(水)■フラワースクール

 寒い!! ストーブとは言わないが「夏ざかり何でなの?」 って歌ができちゃいそう(できない、できない…)先ほど、庭にカラスが三羽、車座になって井戸端カイギをしているので、「ニャロー!!」と追っ払うのに石をぶつけたら、丁度真ん中のカラスの胴体に当たった。「ドン!!」って音。カラスもドジだけど、その音がふつうに犬いぬとか猫とかに当たる音と変わらなかったので、ちょっとびっくり「悪い事したなぁ…」と思ったけど、カラスの方が意に介せずでまた違う場所でたまってた。今度はカラスとの戦いが始まるのか……?

 昨日、北海道新聞の文化センターで自分のフラワースクールが火曜日の昼の部と夜の部と2回、新たに開校になりました。久々、たくさんの方と初対面だったので、キンチョー、キンチョー。皆さん真剣に聞くもんだから(当たり前!!) たまらず、「私語してください……」と言ってしまった。

 いい人ばかりでありがたいです。とりあえず3ヶ月間です。10月から本格開校しますので、皆さんどうぞよろしく……。
 道新文化センター(0155−22−9714)まで。

2005年7月4日(月)■スターウォーズ

 今日は寒いです。昨日、どさんこはきっちりと外でジンギスカン(また?)今日きっちりと風邪をひいてしまった。(アホやね)。TVで「スターウォーズ」を見てしまったのがいけなかったか……(関係ない!!)

 自分が高校の時に初めて封切りになったモノ、友人に「見に行かないか?」「いや俺宇宙モノは好きじゃないから!!」と「宇宙もん……?」横文字で人の名前が中々覚えられない自分は、このストーリーが前後左右しているのにまだよくわかっていなく、ルーク・スカイウォーカーがアナキン・スカイウォーカーの息子なのか?とか今でも相関図がないとわからないアホウだ。インタビューでジョージ・ルーカス監督が「この映画はアナキンがダースベーダーになるまでのただ単純なストーリーなだけなのに……」と、「んーーーーー、それを25年以上もかかってんのかぁ?」「せめて、名前を変えて!! ルーク山本とか、アナキン武田とかにしてもらえるとわかりやすいのになぁ……」(アホだ)


最後の「スターウォーズ」を映画館に観に行かなきゃ……。日本名に変えてもらえる?

2005年7月2日(土)■フィアットとミニクーパー

 今日、車で走っているとイタリア製のフィアット(車)を見て思い出し笑い。

 東京時代、半谷(はんがい)先生と仕事をしている時、帯広からミニクーパーを持って行きそれを仕事にも使っていた。ブーケの仕事も多かったのでとても重宝していたが、仕事専用にと先生が車を買う事に。「いい色の車があったのよぉ!!」と先生。みんなで見に行く事に、カンパチへ(環状8号線)。フィアットのカンバン。「おぉ、フィアット!!?」 ありました、ありました。ショールームに小さなフィアット(この車の前の型はルパンIII世が載ってるやつかな?)。何やら、フロント硝子にこの車の宣伝文句がいい。「下りのフィアット!!」「くだりのフィアット?」「何だ?」何を言ってるのかさっぱりわからなかったので、ネクタイを締めた係の方に聞いてみる。「下りはすごいですよぉ〜〜!!」「??」「だからぁ……!!」「あ、はい、サスペンションとか足まわりがすごくかたくて、下りのスピードでもフニャフニャにならないので、すごく乗りやすいんですよ!! 下りは!!」やっぱり最後に「下り」がつくのね。エンジンルームを開けてみると、エンジンがちょこっとあるだけ。ミニより何もない。「やっぱりねぇ……」係員へ「下りはわかったけど、そこまでの登れるの? このエンジンで?」「どははは……」と笑っていた。どうやら本気で売る気がないらしい。けど、半谷先生だけは本気で、その車を買って来た(?)。

 アトリエの前におもちゃの車が2台並ぶ事に……。フィアットは何度も止まり、何度も坂道を登れなかった。「そうだろ、イタリア人が作ったもんなんか信じられっか。奴らと組んだから戦争に負けたんだ!!」とドイツ人のお年寄りがいいそうなそんな車。でも“下り”だけは、凄かった。

前月へ
topに戻る
Copyright © 2005 Toru Oda all right reserved.

.