BSで「男はつらいよ」を今、第1作目からやっているよう。毎回は観ていないのだけど、何作目かたまたま観てしまう。「おいちゃん」が前の代の人だったりする。又、次の日の寅さんをたまたま観ちゃう。何かを感じる。「何だろう」 追求する為にどんどん観る。
「わかった」
小学校の5年生の正月から友だちが、正月1月1日はヒジョーに暇だと言って映画を観に行こうとなり。もう東映まんが祭りの年でもなく、仮面ライダーでもない。正月といえば「男はつらいよ」だよと決まり、小5の男3人で映画館へ。ドキドキしていた。今でこそ、国民名誉賞を頂いている人だけど、小学生同志で入っていい映画ではない。昼間でも、子どもっ気は全くなかった。必ず2本立てだったので、もう1本のを観て寅さんへ。怪しいカンジが何かいい。映画館で観る寅さんはホントにそこに寅さんがいるかの様に感じる程スゴかった。お客さんは、観客となりライブでも見に来ているカンジ。すごく乗っている。皆で一緒に笑う。家族でも人達と一緒に笑う。最後は一緒にしんみりとなる。何かで繋がっているかのようだ。みんなとてもいい顔で帰る。自分たちもとても嬉しい。大人になった気だ。それからやみつきで正月とお盆は必ず観ていた。その何だろう、映画で繋がる感をまたBSを観てちらりと感じたのだろう。でもあれはあの時のあの時代で、映画館でないと感じれない出来事だったから。脳の奥が懐かしんで「感じる」をヒットさせたのだろう。あのころに戻りたいと思わないけど、素敵なモノだったなぁ。
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