帯広ニッキ
2005年8月30日(火)■繋がる

 BSで「男はつらいよ」を今、第1作目からやっているよう。毎回は観ていないのだけど、何作目かたまたま観てしまう。「おいちゃん」が前の代の人だったりする。又、次の日の寅さんをたまたま観ちゃう。何かを感じる。「何だろう」 追求する為にどんどん観る。

 「わかった」

 小学校の5年生の正月から友だちが、正月1月1日はヒジョーに暇だと言って映画を観に行こうとなり。もう東映まんが祭りの年でもなく、仮面ライダーでもない。正月といえば「男はつらいよ」だよと決まり、小5の男3人で映画館へ。ドキドキしていた。今でこそ、国民名誉賞を頂いている人だけど、小学生同志で入っていい映画ではない。昼間でも、子どもっ気は全くなかった。必ず2本立てだったので、もう1本のを観て寅さんへ。怪しいカンジが何かいい。映画館で観る寅さんはホントにそこに寅さんがいるかの様に感じる程スゴかった。お客さんは、観客となりライブでも見に来ているカンジ。すごく乗っている。皆で一緒に笑う。家族でも人達と一緒に笑う。最後は一緒にしんみりとなる。何かで繋がっているかのようだ。みんなとてもいい顔で帰る。自分たちもとても嬉しい。大人になった気だ。それからやみつきで正月とお盆は必ず観ていた。その何だろう、映画で繋がる感をまたBSを観てちらりと感じたのだろう。でもあれはあの時のあの時代で、映画館でないと感じれない出来事だったから。脳の奥が懐かしんで「感じる」をヒットさせたのだろう。あのころに戻りたいと思わないけど、素敵なモノだったなぁ。

2005年8月29日(月)■前進!

 昨日、西帯広のお祭りを友人達が自ら率先してやっているので、見に飲みに真っ昼間から行ってまいりました。以前、話題にしたYOSAKOIソーランの「むらむらぁず」の名は「ミニマートムラカミ」の宣伝で付けたのがはじまり。そのお店がここ西帯にある。
 
 たいした皆サービスしてくれるので、いい心持ちで飲んで食ってってカンジ。余興がいろいろあり、とりあえずOBとして真剣に観る事に。「うーーむ。今年の踊り(毎年変わる)はイマイチだなぁ……」

 と、年々、人数が減り衰退していく一報なので仕方がないが、なんとも寂しいなぁ……と。いつもの谷内さんと話をする。「来年むらむら10周年だから何かするかぁ!!」と。「何かすると行っても中途半端じゃあ、俺らがしゃしゃり出たって駄目だからさ……」「札幌の本祭りに100人集めて出よう!!」「イヤイヤ、谷内さん、そんな簡単にはね……」 ミニマートムラカミの店主ムラが来た。「小田ちゃんがやるんならやるよ」 嬉しいこと言ってくれるぅ……。他メンバーも集まって「小田さんがやるんなら……」とここだけでもう10人越えてますときたもんだ。ええっ、どうするってぇと急に江戸人になっちゃうよってんだ。「1年限りにすると決めてもなぁ。又100人体制は精神的に酷なのだなぁ」とすっかり弱気なエゾ人になっちゃうべや。星野カントクの様に、精神的肉体的に過酷だからやめたのに。又やるのかぁ……。モロ手を挙げて「やろう!!」とはなかなか言えないなぁ。でも、皆がその気に本気になるのなら、なんらかの形で表さなきゃ。とにかく前に進む方向でだ!!

2005年8月27日(土)■裏ケン

 昨日のつづきみたいな……。

 剣道部の一室、剣道部の前に1年生をハリバン(見張り番)で立たせている。窓の外を見ながら、奴と俺はタバコを喫っている。2人だけでタバコを喫っているのは初めてだった。「ここ、ハリバンもいるし、いいなぁ……」「だろう……」と、そのとき、「チョ〜〜〜〜ッスッ!!」1年生のハリバンが大声で……。

 「徹!! 窓から逃げれ!!」
 「何? 来た?」

 その高校で1番か2番を競う程の運動能力の2人。自分はすぐに窓から逃げた、速い!! その角を……「小田ーーーっ!!」と、その窓から思った異常に速く、剣道部の先生に怒鳴られた。「クソォ…奴はどうだったろう……」 中にはいると奴もいた。彼は逃げたのではなく俺を助けようと、クイ止めてたカンジがなんとなくわかった。部屋の中央に立たされ、「お前らタバコ喫ってたな!!」「どうだ!!」「ハイッ!! 喫いました!!」「何っ!!」 平手の往復が7〜8発。スゴイ平手だった。「小田、お前も喫ったかぁ!!」「ハイッ!! 喫いましたぁ!!」「何ぉっ!!」 来た!! 胸ぐらをつかまれているので、もちろnこたえる。手のヒラは音がすごいだけでさほどではないが、その復路、「裏ケン」が痛い!! 2往復めで歯が欠けて飛んで行くのがスローモーションの様にみえた。2人で3セット位、殴られた。「ヨシ!! 帰ってよい!!」 部屋を出て2人でニンマリ。「裏ケン、スゴイナ……」「アイツの痛いんだ」 なんだか清々しい。翌日、バスケット部の部室で喫煙発覚。自分たちと同じ時間、同じ先生によって彼らは停学処分になった。話の内容からすると、剣道部に来る前にバスケ部に寄り、喫煙を見つけ問いただすと、皆、人のせいにした事が先生にとっては気にくわなかったらしい。

 
 一応、俺らは潔かったのだなぁと思えた出来事だ。毎日、TVのニュースでの報道が痛々しいので、ちょっと思い出してしまった。

2005年8月26日(金)■人差し指の甘い思い出

 細かいお花をいけていると、ときたま右手の人差し指の動きが少し鈍くなる時がある。あの“キング”(韓国映画)を見て思い出した彼との高校時代の出来事だ。出席番号が隣の彼と俺は席がほとんどいつも前と後ろだった。ある日のホームルーム、先生がなかなか来ない。それでも皆着席をしていた。その中、理由は忘れたけど、二人でモメた。そんな事はじめてだった。あの頃はまだ番長という言葉があった。自分たちの高校の番長は多分Kだ。が、しかし、本当に戦うと、奴が勝つだろうと誰もが思っていた。でも奴はあまりそんな事はおかまいなしの様子。誰からも一目も二目も置かれた存在。自分は仲はとても良かった。がモメた。机の上にたまたまあったカッターを俺の右手の甲にあてた。二人は立ってクラス全員の注目をあびた。

 「やれよ」
 「おーーーっ」
 「いいのかぁ?」
 「やれよ!!」
 「やるぞぉ」「やれよ!!」
 「本当にいいんだなぁ!!」
 「やれよ!!」「やるぞぉ!!」

 2人でわかっていた冗談だったのに、注目をあびすぎて、こりゃ、ちゃんちゃんで終われないって事を。もう最後だった。「やれよ!!」「わかった」“グィッ!!” 血がわっ!!と出た。二人でびっくりして「うぉーー!! 血でたぞぉ!!」「うわぁ大変だぁ!!」「お前がやったからじゃねぇかぁ!!」「仕方ねぇだろう。保健室行くべーー!!」と2人でビューーンと保健室へ。残ったクラスメイト。「あいつら格好いいんだか、シャミなんだかわからねぇ……」と。


 もう少しで右手人差し指の神経を切ってたとの事で病院の先生にはおこられた。でも、2人にこにこと病院から出てはちょっと笑ってた。

「あのバカ、今でもちょっと右手がつらい時があるんだから……」

2005年8月25日(木)■セレブな奥様方

 最近、周りの方々が異常にベビーラッシュ。ある友人の奥さんは結婚以前からの知り合い。とてもチャーミングという言葉がピタリ。小柄でね。静岡の実家で出産して帰って来たら、短髪にしすごく逞しくなっていた。赤ちゃんを前にXの帯でで抱えているイメージがランボー!!だった。チャーミング→ランボー。(んーやはり母は強い!! これなら勝てる!! 誰に?)

 昨日から帯広のセレブの方々のトールペインティング(本当はポーセレンペインティングというのだそうだ)(皿とか器とかに絵を書く事)の作品展のいけ込みに行ってまいりました。(藤丸デパートに)。本生徒が多いので、その方々を中心にね。テーブルごとに分かれているので、1テーブル、1テーブル雰囲気に合わせていけました。とある元生徒の方はいつもとても個性的で物事は黒か白か? はっきりしないといけない(気がすまないのかな)ので、作品がやはり面白い。ネズミ色がないんだもん。金魚の絵だった。素敵。サバサバした感じが絵に出ている。(強い!! これなら勝てる!!)やはり女の方は強い!!と思う日でした。考えるとフラワーデザイナー(お花を使う仕事)とか、女の人の中でやっているんだなぁとつくづく思った。あまり気にしてないんだけどね。大変だったけど、とてもセレブで楽しい仕事だったなぁ。あぁ、まだ期間中なので終わってないんだ。

2005年8月22日(月)■ライヴ

 土曜日の日、いつもの居酒屋“元”のデッキ(外)でいつものギターライヴをやりました。坂の途中にあり、ちょっとお客さんが後ろにひっくり返りぎみだったけど、まぁ、何とか無事終わりましたね。前日にしか練習出来なかったので、初めて歌う玉置浩二の“田園” 早口ことばの様で「カムカム」「いーしころけとばしー」でなく「につまづきー」みたいな。まぁ、いつもの「御愛敬ライヴ」で笑いあり、間違いあり、涙あり間違いありってカンジ(間違ってばかりか……)。そして、ここ“元”でやると必ず最後は雨が降ってくるとホントに降って来た。アンコール(?)もなしで、早々、終わり。中で宴会でございました。おかげさまですっかり今、風邪引きさんになっております。(調子こくだから……ね。)

「駒大苫小牧優勝の同じ日に、こうしてライヴを出来て光栄です!!」と言うと元のママが「そんなたいした所の中に一緒に入るな!!」ときちんと言われた。

2005年8月19日(金)■地震と高校野球

 東北の地震が心配だったけど、このネットの主のあゆ美ちゃん(会津若松)の丁度いた酒屋さんは音はすごかったけど、ビンは落ちてこなかったそうです。安心しましたよ。でも酒屋さんて一番危ない場所っぽいなぁ。よかった、よかった。

 それにしても、駒大苫小牧。すげぇなぁ。自分の高校も(今は2つに分かれている)2つ上の先輩が甲子園に行き、2つ下の後輩が甲子園に行っている。それも苫小牧ブロックからなので、駒大苫小牧はそれはそれは我が地元かの輩出ですよ。当時、無茶苦茶弱かったのになぁ。アイスホッケーの高校だもん。でも、試合内容を見たらあの北海道代表でないものね。PL? 横浜?奇跡でなく、普通に勝てるすごいチームだよ。いやいや〜〜〜!! うれし〜〜〜!!

 野球の話をすると、よくまだあの少年野球の話が残ってますよねぇと言われる。う〜〜〜ん。もう忘れようかなぁ?! だって少年時代の話とはいえ、多少下ネタが入ってしまいまして、今まで培ってきた素敵☆なイメージが(?)音をたてて……。うーーー。

 江戸Win(何も関係ない。ブラピ系な自分?) 字にするとすごいねぇ。大阪人が東京に勝つ為につけた名前だけど、これじゃ江戸が優勝したみたい。(な〜〜〜〜んも関係ない。)

2005年8月17日(水)■夏まだまだ?

 お盆も終わり、北海道の夏も終わりかと思いきやなんのなんの、まだまだ暑さは続きまっせー!! 
 高校野球の駒大苫小牧もまだまだやりまっせー!! 

 北海道ホテルの大変さもありながら、結婚式とお葬式が重なる超お盆だった。中でもお葬式では、帯広の芸術家(アーティスト)がお亡くなりになり、自分たちのYOSAKOIソーラン時代の演出をしてくださった方だったので、ショックを受けたあげくのはての弔辞を読む事になってしまい、初めてだったので寝ないで話すことを書き、清書しましよた。全く、弔辞のシステムを知らないので本を借りてきちんと最初から……そのきちんとが一番の苦手。しかしながらそんな事は言っていられずパラパラ折らさった紙に筆で清書。一字も間違えられない。シビれるーーー。キンチョーでぶっ倒れそう。人の人生の中での最後の事。弔辞ね。確かに光栄な事だけど。やっぱり、こっちが死んじゃう。

 前日の結婚式で友人が万歳三唱をやって大ウケしていたけど(それでもガチガチにキンチョーしていた)。 同じスピーチでも天と地との差だったなぁ。まだまだ知らない事いっぱいあるなぁ。

2005年8月9日(火)■草

 そろそろ夜は涼しくなってくれるかな。庭のハーブが満開でチョウチョの数がすごい!! あまりいすぎるのもどーーお?

 毎日云々、北海道ホテルに野の花を生けに行ってます。つらい、楽しい。自分が一番やりたい仕事だからがんばらなければ!! 

 先日、自転車に乗っていてつくづく帯広の人はお花が好きなんだと感嘆。車に乗っていると気づかないお花まで見えて、にんまり。ここ10年で種類も増えたし、どこそこまでこぼれ種とかで量も増えてる。庭師が「最近の奥さん達は草ばかり植えてつまらん」と言っていた。成程。わかる。でも、お花がたくさんになって
こちとら嬉しい!! 楽しい!! 庭には秋をいろどる。ワレモコウの花か? 咲いてる? あれなんであるんだろう? 頂いたのかな? わかってない……ワレモコウなんだ……。

2005年8月5日(金)■夏、アツイ!

 アトリエの中、超ーーアツイ!! 昔の鉄で出来たナショナル製の扇風機がウォンウォンうなって頑張ってもアツイ空気が横に移動した程度にしかならない!! 北海道ではよく「今年は夏がなかったねぇ……」という挨拶がかわされる年があるけど、今年は当たり年!! アツイ日が多い。北海道ホテルのコラボはなかなか評判がいい。けど所詮、野の花。この暑さでより一層長持ちしないよ。一日2土はホテルにおじゃましている。自分も河原や林とホテルの往復でもう長持ちしない。顔はげっそり、おなかはぽっこり? (ビールっ腹ね) 

 十勝の生花商組合というのがあって、先日そこの花供養(はなくよう)があり、その後、毎年恒例の大ジンギスカン。自分も兄に呼ばれ、毎年参加。20年前は花屋さんだったけど、今は見て聞いての通りなので帯広ではちょっと性格的にも異端児扱い。(そりゃそうだ。だって変だもん。)まぁ、それでも、呼んで頂けるだけでありがたい。で、ビールをゴチになり、翌日、二日酔い。そのうち俺が供養されちゃうなぁとポツリ……。

 今、向いの保育所ではおとうさん、おかあさん達がグランドで何やらやっているぞぉ。おぉ、七夕かぁ。もうそんな季節なのね。ちょっと納涼的。

2005年8月2日(火)■ガラスの器と野の花のコラボレーション

 今日から北海道ホテルでガラスの器と野の花のコラボレーション。取材。記者が「こんな花がそこら辺にあるんですかぁ? お花屋さんに売ってそうですよねぇ……」と。そこが狙いです。あるんだよなぁ。ホントに。車でビュンビュン走っちゃう。その横の緑の中に。又、探すのも大変で楽しい。嫌われモノのこの雑草が都会的センスを兼ね備えたホテルの箱の中に入ると逆に輝いちゃうんだよ。程ほどの量ですね。オモロイ。

 ヨーロッパのあるフローラルアーティストが、「日本人はアメリカの模倣ばかりして、伝統をあまり守ろうとしない。日本にはいけ花という素晴らしいモノがあるのに……」とやや怒っている風。

 んーー花のいけ方の模倣? 確かにいけ花は大切です。守らなくちゃ。よく自分よりとても年配の方を教える事があり、そのたびに「昔は……型にはまらなくてはいけなかった……よやく伸び伸びとお花をいけれるわ!!」

 どっちもいいんだよね。そして模倣ではない。楽しくお花をいけているんだから。(因みに、いけ花はスゴク優れているとちゃんと思ってます。ただ人間関係がムズかしい……) 


 楽しみまひょ!!

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