帯広ニッキ
2005年11月28日(月) ■喪失感、なのか

 朝。雪がかるく積もってる。ランニングしながら見る。かるく雪景色がものすごくキレイ。轍がまた2本の白い線になっていていい。寒さもなんのそのだ。美しい中に身を置きながらボーーッと居酒屋元(げん)の「ママまた帰ってきてね会」を思い出しながら……かい? どうも他の話題にしようと思ってもすぐ頭の中がそこに行っちゃうんだ。そのパーティーの内容はともかく。外のデッキの周りに紅白の幕を張って、めでたく何かしらハレの日にしているのに、その元でも寒いパーティもいつもと変わらずに楽しく動いているんだ。自分も焼き係とかいいながら、12時から7時まで何も変わらず、ただただ酔うだけ。100人近い人達も、同じだったろう。それが一番楽しく辛い。ハレの日でなく、普通の元の一日だって事が。「ママ、また来週来るね」ってさ。別れるみたいで、この日記をここまで書くのに、何度? 何枚書いたか。そんなにそんなに難しい話でもないのにさ。ただ心が重い訳じゃなく、ホントに素敵で素晴らしい日々をありがとう!! って書きたかっただけなのに……。

 やっぱり何だかここまで書くの難しい……。
 ようわからん。

2005年11月24日(木) ■ホラなのかギャグなのか

 風が冷たい。すこぶる寒い。ヒートアイランドどこいった?

 もう何年も前か。帯広の地で発祥した「世界ほらふき大会」に何故か、友人の坂上(さかうえ)と谷内さんと3人でプロジェクトを組み、出場した事がある。世界と名がついているけど、確か単一民族だけだったと思う。(?) 3人でストーリーを考え坂上が発表をする。10何組か出場していたけど、ほとんど面白くない。優勝者には30万円の賞金が出る。「ひょっとするといけるかも……」坂上登場!! 長い文を彼はこの日の為に全て暗記。題は「金(きん)と金(きん)の共鳴現象について」である。もう何となくおわかりかと思うけど、要は自分の持っている下半身の金(きん)が鉱物の金(きん)に共鳴するので、これを利用してみんなでお金持ちになろう。という何ともお粗末な話なのだが、いろいろギャグを満載して、場内から爆笑を頂戴する。多分、唯一、ウケた組になったろう。審査員には、あのジャズミュージシャンの坂田明氏もいて、後日談では、彼が一番坂上を推していて、他の審査員は坂上のはどうも「ホラ」ではなくギャグに近いという事で、惜しくも3位になってしまっという事だ。30万円は逃してしまったものの、十勝川温泉一泊券をもらい、世界3位!!を実感し、プロジェクトは解散した。ただ2度とやるまいと。(また下ネタになっちゃうから……)(あーー下品。下品。)

2005年11月22日(火) ■元、終了

 土曜日で我らが居酒屋、元の営業が終了。最後まで何も変わらなかった。(そこがいい。) 明日、“元ママがまた十勝に帰ってきて、「元」を開くことを切に望む会”というやたら長い名前の会を行う。発起人になっているので、明日は「元」の外で、焼き物係である。下っ端なので、仕方ない。寒かろうが雪が降ろうが、外で焼き係。

 (文句言ってそう。)(言ってなーーい。言ってない!!)

 日曜日は、ご存知マラソン高橋尚子から、何だか力をもらったなぁ。暗がりにいる自分も明るみに出られる気がした。そう、負けない負けない。だんだんと……。そして、その夜、帯広が誇るジャズメン。名トランペッター“アサヤン”の誕生日ライヴ。筋肉がおとろえる病気と闘ってのアサヤン節トランペットだった。「すごい!! やはりすごい!!」「本物とはこういうものなんだぁーーー」と。


 ホントに素敵な本物っているんだなと思えるひととき。こうなりたい……。
 何かすごい人ばかりなんだよ。下品な有名人はTVでいっぱい見てるけどさ。素敵な人ってなかなか会えないものね。ささっ、自分もホレ。岩盤Night!!(??)

2005年11月17日(木) ■アメは落としてもひろってふいてなめる

 一日おきになっちゃってるけど、朝、走ってます。小川好きはやっぱり土手を走る。今日の景色は圧巻!! 陽の当たっていない所はガリッと霜が降りて白。白の世界。息をのむ。(イヤ、息が切れてる、ハァハァと)と、それを越すと、日なたでまだ茶色の世界。立ち枯れたススキ群のベージュの葉が何とも言えず好きだなぁ。これもすぐに白の世界に包み込まれるのだ。北国だから。健康的なのだけれど、何ヶ月かに一度は内科に行ってチョロッと診てもらう。薬屋さんに寄る。楽しみはそこに置いてある。“アメ”をなめる事。「お一人様一個です」と書いてある。袋からアメを出す。手がすべった。コロッコロッコロッ、カンカンカンと地面へ飛んでく。「うわぉ」頭の中が、瞬時にいろんな結果を導き出す。「一個だけーー。捨てる〜〜。恥ずかしい〜〜。etc…」しかし、手だけは日常に入っている。「3秒ルール」

 とっさに何m先か。アメをひろい、ズボンでさっさっさっと拭く。もう一連の動作で止まらない。なめてる。「う〜〜〜ん。仕方ない。手がさあ……と言ってもさ」周りの待合いの方々は呆気にとられている。(そりゃそうだ。)

 「まぁ、人の噂(?)も2分30秒だって!!(??) わけのわからない開き直りだった。おかげでレモン味のアメをたっぷり楽しめた……。そんなひととき。(どんな??)

2005年11月15日(火) ■白鳥

 帯広ニッキ、故障(?)みたいな(?)感じで、不通となっていましたが、開通!! 申し訳ございませんでした。微力ながらもニッキ前へ前へと進みたいと思います。

 冬の訪れは昨夜真っ暗の中、白い物体が突然飛んで来て始まった。“ガァー、ゴァー、ガァー”白鳥のVの字飛行大群。Vの頂点のリーダーはすごい。真っ暗なのに、トップで皆を率いている。“目で見てるの?” “街の灯を頼りになぁ……” 

 どうでもいいが、夜9時真っ暗な中に、突然白く大きいのが空にバッ!!と現れるのはとても恐い!! “打ち落とすぞ””とこっちもすごみたく(?)なる。もっと優しく「は〜〜〜い。行きますよぉ。ガァーー!!」とか「通りまーーーす。」とか……。

 寒いんだから、よけい寒さを感じる現象になってしまった。フランスの様に、夜間(外出)飛行禁止令でもくだすか……。

2005年11月9日(水) ■カズブエとは

 やっぱり来ました。チョロッと雪。初雪になるの? なぁーんだ。降るんだねぇ。今年は降らない記録でも作るのかと思ったのに。
 
 カズブエ……敵をつかまえて点数を増やしていく遊び。帯広の柏小学校付近で発生した遊びと聞いてたけど。
 とりあえず自陣(木など)を守る。(ふれてたり、くっついてたり、何人かつながってもいい)敵陣にふれると5点もらえる。5人対5人だったら自チームの点数を相手に知られない様に、5,4,3,2,1と決める。作戦上、守る人と攻める人に別れるがどうでもいい。例えば最初5年の人と4点の人がつながって相手の1人をつかまえるとする。最初だから必ず5点以下。こっちは5+4=9点で勝てる。相手の5点をもらって2人でヤマ分け。(どう配分してもいい。)何人つながってもいいし、何回敵陣をやぶってもいい。誰かが100点になると終了。要はウソをつかない良心があるかってコト。あの当時、中学生だったから良心のカタマリ。中3の今の時期、受験の事で大変だったろうに。勉強出来る奴、出来ない奴、クラスの男全員で放課後、墓場で遊んだっけ。その時、初雪が降ったんだ。思い出だね。

 (この顔でも良心ねぇ。ふ〜〜ん。) ふ〜んかい!!

2005年11月7日(月) ■作品を2つ出展する

 とかち文化まつりという催しをとかちプラザで行う。地元の芸術関係者が出店したり演奏したり、子供達にワークショップを開いたりするものらしい。あの吹き硝子作家、勝野くんから、又ちょっとだけ出展してほしとの依頼があり、今回はドライになった草、木を使ってちょいとだけ2つ作った。

 ひとつはイタドリという背のたかーい3m弱くらいの(一応草)枝を10本くらい、束ねて立たしてみていい感じなので、これで一作品(ハヤッ!!)(黒、茶になって素材だけでカッコイイんだから)。


 もうひとつはヤマハギの立ち枯れっぽいのを3本つないでつるしてみた。(枝がグルングルンしてこっちもすごい!!) 何かこれは線が書道っぽくていい(??)

 河原で見つけ、何度も通うのが不都合なので、又ミニクーパーの屋根に3m位のモノ立ちをくくりつけて運んで来た。すれ違う車からの失笑をかいながら来ましたよ(いいの、いいの)

 でもこの作品ちょいと長いかなぁ?(いいの、いいの)
 え? いいの? (いいの、いいの)、
 ふ〜〜〜ん。(いいの、いいの) 誰?

2005年11月5日(土)■ヒートアイランド

 皆さんの挨拶が「あったかいねぇ」だ。来週あたりから本格的に寒くなるらしいのだが、霜が降りないので、お花たちもまだまだ元気に咲いている。庭には、フェンネル(ウィキョウ)、ヒソップ、オレガノ、タイムが花を咲かしている。菊系もそうで近所の奥さんは楽しそうに庭をいじっている。

 “ヒートアイランド現象”ねぇ。このまま100年後になると、東京が鹿児島になるそうですよ。遷都? (流れから言っても違う!!)鹿児島の気温になっちゃうそうで、相当温かい。巨人の宮崎kyかんぷは東京で出来ちゃう。新婚旅行は別府まで行かなくても熱海でいいってコト(??) (昭和?) 帯広は会津若松位になる? 多分そう。重たい雪になるねぇ。温かくなる事はいい事じゃなくて、生態系が変わるらしい。越冬のしない蚊とかもずーーっと生きてたりクマも冬眠しないので冬も営業したりするって事で、母さんも夜なべをする位、がんばるんだなぁ。大変な事だよ。(説明がよーわからん) ゴキブリ出るよ。本格的に彼から来るよ。でっかいの!! 飛ぶね。


 「ヒートアイランド……」

2005年11月2日(水) ■ジョギングとショック

 最近。と言っても4日前からなんだけど、朝にランニングをしている。体育教師を目指してた(?)人が今は全くからだを動かしていない。(河原で葉っぱ取る位) これではいけない。と…(4日前からなら話にするなと…)季節がいい。小さな堤防を走る。開発されていない川の淵が又、味がある。それを横目に走りにくい轍をひた走る。登校途中のヤンキーな高校生とスレ違う。蒸し。(しなきゃいけない。) 眼下に見える小さな公園にイチョウの木。うす黄色い葉が緑の草の上に敷かれ、何も言えず感激する。2q位走った所でジョックに切り替え、そして歩く。30分位なのかな。ジジイにはしんどい。慣れていないので夜になっても足がガクガク。(まだ腰が痛くないだけでもありがちよ。と)

 夕方、大変な話を元のママの電話から聞く。ママの都合により、お店をやめ東京に帰るらしい。久しぶりの大ショック!! 大切な店、大切な人が遠い所に行ってしまう。何も言えない。いつか!!(いつだ!)有名になって東京まで響かせるか!!と……。

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